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2025年7月7日 詩篇第63篇

  • hccnichigo
  • 7月7日
  • 読了時間: 2分

『あなたは私の助けでした』


 ユダの荒野は、厳しい自然で、乾き切った丘には雑草すら生えていない、しかし時折、エルサレム近辺で降った雨が大量に谷間から流れてくることもあるそうだ。私たちの知っている日本の山々や丘のような優しさは全くない。ここをダビデは、水のない 衰え果てた乾いた地と描いていて、自分自身の魂も、この荒野のように乾き切っていて、主をあえぎ求めますとしている。


 まだまだダビデは追われる身ではありますが、すでに彼の心には、この乾き切った荒野から、主のおられる緑豊かな地のことを思い浮かべていたのでしょうか。まことに、あなたは私の助けでした、あなたは私を支えてくださいますと確信している姿に、主を心から愛する者の姿を見るのです。


 マタイ22章37節で、主イエスが「あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、知性をつくして、あなたの神、主を愛しなさい」と語られました。いのちを尽くして愛せということを実践したのが、このダビデではなかったかと気がつきました。ユダの荒野に追われる身として、忍んでいるダビデは、決して今までのように、皆から慕われているリーダーの姿とはかけ離れていましたが、一杯の水にも苦しむ中において、ダビデは、主は私の救い、助けでした、私は喜び歌いますと、いのちを尽くし主を愛しているのです。


祈り

 小さな自分の周りの出来事で、心が乱れてしまう自分がいます。いのちを尽くしてまだ主を愛するようなことが出来ないのです。どうか日々の事柄に、影響を受けずに心静かにして、主を愛することができますように導きください。アーメン

文:森 宗孝


 
 
 

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