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2025年7月25日 詩篇第81篇

  • hccnichigo
  • 7月25日
  • 読了時間: 3分

「われらの力であられる神に喜び歌え。」で始まる詩篇81篇を読んだ時、私たちが毎日曜日礼拝に出席して経験することと並行しているなあと感じました。皆の心が喜びに満たされ、心の底から神への感謝の賛美から始まり、次に牧師先生を通して神のみ心が「まだ知らなかったことば」、メッセージとして語られ、そして最後に皆で神の祝福で満たされたことを共に確信します。


 ここで「まだ知らなかったことばを聞いた」という句に続く内容は、旧約聖書を通してイスラエルの民には昔からいつも語られ、よく知られていたことばだと思います。では何故「まだ知らなかった」と言うのか考えてみましょう。それは、私たちが以前何度も読んだことのある聖書の箇所を読む時、また礼拝で同じ様なテーマのメッセージを聞く時、その度に、聖霊に導かれた新しい感覚で、以前気が付かなった新しい意味を発見して吸収することなのかなと思わされます。それだけ主のみことばは底まで掘り尽くせない無限に深い意味を持つものなのだと示されます。そして昨日曜礼拝で牧師先生が引用された「……父が私の名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。」(ヨハネ14:26)を思い起こします。


 この詩篇においても、私たちの神は無限に寛大なお方であることが示されています。まるで親雀が、その巣に大きな口を開けている子雀たちにエサを与えるように、神はイスラエルの民に、「あなたの口を大きくあけよ。わたしがそれを満たそう。」と言われました。しかし彼らは神の声を聞かず、神に従わなかったのです。それで神はそのような民を「おもんぱかりのままに歩か」されました。われわれ人間だったら「もうお手上げだ。勝手にしろ。」といったところでしょう。しかしそれでも神はイスラエルの民に「最良の小麦」と「蜜」で満ち足らせようと約束されているのです。


 最後に興味あることをひとつ。旧約には23,145節、新約には7,957節、合計31,102節あります。その真ん中である15,551節と15,552節にあるのがこの詩篇81篇の9節と10節だそうです。「あなたのうちに、ほかの神があってはならない。…………わたしが、あなたの神、主である。」まことの神を神として愛しなさいということです。バックストンという明治時代日本への宣教師は、「聖書の大意はここにある」と言ったそうです。

 


 愛する天のお父さま、あなたはなんと寛大なお方でしょう。私たちはあなたのおきての通りに生きて、清いものでありたいと願いながらも、往々にして無意識のうちに、あなたの声を聞こうとせず、あなたに従うことを拒んだりします。そのような私たちですけれども、身勝手に大きく口を開けてあなたの祝福を待っています。それでも主よあなたは、まるでいたずらっ子の父親のように、私たちを愛し理解して寛大に、私たちにはなくてはならないあなたの祝福を与えてくださいます。感謝なことです。God Is Good All The Time. アーメン


 
 
 

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