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2025年7月20日 詩篇第76篇

  • hccnichigo
  • 7月20日
  • 読了時間: 2分

「まことに 人の憤りまでもがあなたをたたえ

 あなたは あふれ出た憤りを身に帯びられます。」10節


 上の10節の御言葉に目が留まりました。解釈によると、神に抵抗する人間の憤りも、結局は神の栄光を現すものとして用いられてしまうという主題は、聖書全体に流れているものです。悪の力をみずからの栄光のために用いて、そこからシャローム(平和)を引き出すことは、神が歴史の中でいつも行ってきた仕業です。


 神の栄光を現すものは、聖書全体に流れていますが私たちの周りでも起こっていることを経験することがあります。私たちの祈りの中で、何か事を成し遂げる時には必ず「~の中であなたの栄光を現すことができますように。」と祈ります。私たちがすべてのことにおいて祈るのは、主の栄光を現せるようにということが主題となると思います。神さまは、神に対抗する人間の憤りもご自身の栄光を現す者と用いられるように、私たちクリスチャンも神さまのために栄光を現せるように用いられていくことではないでしょうか。いつも牧師が語られる、隣人を愛すること。その隣人愛の中に神の栄光が現れていくものだと思います。


 さらに、「あなたは あふれ出た憤りを身に帯びられます。」の御言葉は、神の怒りを免れて生き残った者たち(神によって勝利した者たち)を、神はその腰帯とするであろうということです。つまり、神がご自身の腰帯とする人々は、身体を取り巻く腰帯と同様に、神のまわりに集う者、神と密接に結びつけられた者という意味であると解釈されています。神と密接に結びつけられたお方は、やはりイエス様です。イエス様こそが神の腰帯です。私たちも神の腰帯になりたいと思わされるところです。



 天の父よ、あなたは威厳あるお方です。いつもあなたの栄光を現すことができますように、どうぞ私たちを用いてください。そして、私たちをあなたの腰帯になれますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン


 
 
 

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