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2025年6月2日 詩篇第28篇

  • hccnichigo
  • 6月2日
  • 読了時間: 2分

『知恵はどこから』


 鉱山を掘って、金や銀、宝石を探し出しているけれど、知恵はどこで見つかるのか。14節 深淵は言う「私の中にはそれはない。」海は言う。「私のところにはない。」、非常に興味深い描写ですが、ここでの知恵とは、どのような知恵なのでしょうか。


 知恵で思い起こすのは、ソロモン王、ソロモンは主に願って知恵を得た。シバの女王はソロモンの知恵を試そうと、心にあることをすべて彼に問いかけて、ソロモンはすべての問いに答えた。彼女はソロモンに「あなたの知恵は聞いた通り本当でした。」しかし、この28篇での知恵は、このソロモンの知恵ではないように思うのです。百科事典のように、すべてを知って、解決策をも教える知恵、今のAI ChatGPTのような知恵ではない。ソロモンには神からの知恵が与えられたので、神の義がわかる知恵だったかもしれませんが、ここの詩篇での知恵は、世間の知恵ではなく、きっと神を知って畏れる知恵であったことでしょう。


 コロサイ人への手紙 1章28節「私たちはこのキリストを宣べ伝え、あらゆる知恵をもって、すべての人を諭し、すべての人を教えています。すべての人を、キリストにあって成熟した者として立たせるためです。」 2章3節「このキリストのうちに、知恵と知識の宝がすべて隠されています。」この隠された知恵は、海の中にも、地中を掘ってもないのです。


 ソロモンの頂いた知恵も、神の義であるキリストにある知恵だったのでしょうか。それでは私たちの知恵はどこから来ているのか。この世を上手に渡ってゆく金や銀、宝石のような財産、、処世術の知恵でしょうか、神の義を畏れ、知らせるための知恵でしょうか。 どうか私たちの羊飼いとなられた主イエスが、いつまでも私たちを携えて導いてくださいますように


祈り

主よ。あなたを畏れ、呼び求める知恵を下さい。そしてその知恵を持って神の義である主イエスを語ることができますように、私たちを導いて下さい。アーメン

文:森 宗孝


 
 
 

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