top of page

2025年5月15日 詩篇第10篇

  • hccnichigo
  • 5月15日
  • 読了時間: 2分

「主よ なぜ あなたは遠く離れて立ち

苦しみのときに身を隠されるのですか。 」 1節


 詩篇 10篇は助けを求める祈りと言われています。 私たちも苦難の中にいる時に真 剣になって神に祈る時があります。 苦難の中にいる時は、 とても不安で心細くて、 恐怖 が押し寄せてくる思いです。 私もそのような経験をしたことがあります。 作者は、 そう いう苦しみのときになぜ神は身を隠されるのか (沈黙をされる) と叫んでいます。 そし て、悪しき者 たち(神はいないと言う者たち)は栄えており、弱い人々を虐げている と述べています。 これはヨブ記にもありました。 私たちが今いるこの世の現実状態であります。


 知り合いが、クリスチャンになってしばらくしてから大変な苦難にであった時に言わ れたことが思い出されます。「こんなに辛い目にあうならクリスチャンにならなければ よかった。」と。 その時はわかりませんでしたけど、 今ならその方の言われたことが理解できます。 クリスチャンになったらきっとすべてが上手くいく人生になるだろうと期待します。 大きな試練がくる時もあるということなどは、まるっきり頭の中になかった です。 そのような大きな試練にであった時に、私たちクリスチャンがどのようにして神 に向き合っていけるかが問われるところでもあります。


 しかし、 詩編 10篇の作者はこのような不条理の現実を認めながら12節から15節ま

で、神の正義を信じて叫ぶのです。

「主よ 立ち上がってください。

あなたは悪しき者を見ておられました。

悪しき者と邪悪な者の腕を折り

その悪を探し出して

一つも残らないようにしてください。」


 私たちも「神はおられる。 すべてをご覧になっておられる。」 と確信をもって、 神の 正義を信じて叫び続けていくことだと思います。


天の父よ。 今日の御言葉を心から感謝します。 この世で生きている私たちは、不条理 なことに遭遇することが多々にあります。 そのような時には、 「主はどんなときにも私 たちと共におられる。」 ということを覚えていくことができますように導いてくださ い。 感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン


 
 
 

最新記事

すべて表示
2025年12月2日 テモテへの手紙第一2章

『人としてのキリスト』  このテモテへの手紙、牧会書簡は、パウロの牢獄からの最後の書です。愛弟子のテモテに、パウロ自身も頂いて、テモテへ伝えた福音を守り抜きなさいという命令の書でもあります。教会に集うすべての人々、身分も異なり、高い地位の人も、奴隷となっている人も、男も女もすべての人のために、祈り、とりなし、感謝をささげなさいと、この老いた、恩師であるパウロは、若いテモテに語っています。  4節「

 
 
 
2025年12月1日 テモテへの手紙第一1章

『罪人のかしら』    若きパウロの熱情は、律法に燃え、クリスチャンは神を冒涜する者として徹底的に、彼らを迫害する者であったことを思い、自分は、本当の神であるキリストを、知らず知らずに迫害してしまった、私は罪人のかしらであったと告白しています。そして今はキリスト・イエスによって使徒となった。使徒は、弟子とは異なり、主イエスから権威を受け選ばれた者、弟子は主を先生として学ぶ者で権威はありません。  

 
 
 
2025年11月30日 雅歌8章

「封印のように、私をあなたの胸に、封印のように、あなたの腕に押印してください。愛は死のように強く、ねたみはよみのように激しいからです。その炎は火の炎、すさまじい炎です。」6節  強い夫婦の愛が描かれています。これほどの献身さがあると夫婦の愛、結婚愛は壊れないのではないかと思います。同時に私たちも神との霊的な関係がこのように強くあれば決して信仰が揺るがされることはないということにつながっていきます。

 
 
 

コメント


bottom of page