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2025年4月21日 ガラテヤ人への手紙6章

  • hccnichigo
  • 4月21日
  • 読了時間: 3分

『イエスの焼き印(ステグマ)』


 この6章の土台となっているのは「柔和」ではないでしょうか。柔和な心で過ちに陥っている人に接して、助けてあげなさい。この柔和とは5章での説明にある、御霊の実の一つであって、主イエス自身の性格を表しています。ガラテア地区の教会には、ユダヤ教的、律法主義的な教えが入り込んでいたようです、イエスを信じるだけでは足りません、割礼をうけ、モーセの律法を守ることが重要です。確かに、この時代に存在していた聖書とは、旧約聖書だけであり、モーセ5書が重要な役割を果たしていたわけですから、それを土台に語られれば、反論することは難しかっただろうと想像します。


 そのような動揺している信者たちに、パウロは語りかけています。6章の始まりは、兄弟たちで始まり、終わりの18節も兄弟たちで終わっています。私たちはキリストに在って、兄弟となっているのですよ。だから、兄弟が間違ってしまう場合には、柔和な心で接してあげなさい。それがモーセの律法の真髄を語っているキリストの律法(2節)です。キリストの律法とは、神を心から愛し、隣人を愛するという愛の律法ではありませんか。とパウロは問われているのです。


 ハワイには、自分の身体に入れ墨をされている方が多いですね。文化の一部となっているのでしょう。うちのハワイの義理息子も、娘達三人の赤ん坊であった時の足跡を刺青していますが、一番驚いたのは、胸に聖書のみことばが彫ってあるのです。それは、彼が産まれた時に両親からもらった聖句でイザヤ書43章2節なのですが、その中に、わたしはあなたとともにいる..火の中を歩いても、あなたは焼かれず、炎はあなたに燃えつかない。とのみことばが胸に書かれているのですが、かれはなんと、子供の頃からあこがれていた消防士となって勤めているのです。話がずれましたが、私たち信者は、イエスの焼印、この焼印はステグマというギリシャ語で、奴隷に持ち主が、もしくは兵隊が大将の名を焼き付けたことから始まって、烙印と言って、むしろ恥辱の意味あいを持つ言葉となったようです。パウロが、ここで私はイエスの焼き印を帯びている(17節)と言っているのは、事実、彼の身体には鞭打たれ、イエスのように、傷を受けていたこともありますが、同時に私はイエスの奴隷なのですからと強い表現をしているのです。パウロはイエスのように、同胞のユダヤ人から嫌われ、伝道旅行では、すべての町々で迫害を受けましたが、それは主人イエスの焼き印を押されたのと同じですと宣言されているのです。


15節「割礼を受けているか受けていないかは、大事なことではありません。大事なのは新しい創造です。」私たちが主イエスによって、聖霊によって新しく生まれ変わったかどうかが、一番重要なことなのですよと諭しているのです。


 このパウロの兄弟たちとの呼びかけは、ガラテヤ地区の教会員だけではなく、現代の私たち信者に対する呼びかけでもあるのですね。あなたがたは主によって、新しく生まれ変わって、イエスを自分達の主人とする奴隷、焼き印を押されているのですよ。主人の言いつけは守らなければなりません。主人であるイエスはイエスの愛の律法を私たちに言いつけました。私たちは柔和な心をもって、兄弟達を助け合いましょう。と結びのことばをくれています。


祈り

 私たちは、主イエスに属する、心にイエスの焼き印を押された者として、新しく生まれ変わった者となったとはいえ、そのために迫害にあい、この世に嫌われているでしょうか。そうだとしても、それでも兄弟たちを助け、支える柔和な心をくださいましたことに感謝いたします。アーメン 

文:森 宗孝


 
 
 

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