top of page

2025年11月1日 箴言22章

  • hccnichigo
  • 11月1日
  • 読了時間: 2分

「貧しい者からかすめ取るな。彼が貧しいからといって。苦しむものを門のところで踏みにじるな。」22節


「主が彼らの訴えを取り上げ、彼らから奪う者のいのちを、奪われるからだ。」23節


 ここの箇所は、神さまがどのように人を見ておられるかを教えています。「貧しいから」「弱い立場だから」といって、人を軽んじたり不当に扱うことは、神さまの目には大きな罪ということです。

 調べてみると、古代イスラエルで「門」とは、人々が集まり、裁きや取引が行われる場所でした。

 そこでは力を持つ者が発言権を握り、弱い者が押しのけられることもあったとありました。しかし、神さまは、そのような不公平を決して見過ごされません。23節のように、虐げられる人の訴えを取り上げ、その人の味方となってくださるのです。


 現代にも、声を上げにくい人や立場の弱い人はいます。私はそのような人にどのように接しているのか?表面的に優しくしていても、心の中で優越感を抱いていないだろうか?

 そして私はいま、視覚障害のある方々のために「音訳(おんやく)」の学びをしています。(音訳とは、本や文字情報を「音の言葉」で伝える奉仕です。) 

 自分の中にも助ける側という立場に小さな優越感がないかを問われてみました。


 神さまは、すべての人を等しく愛しておられます。正しい人間関係とは、損得や力の差に基づくものではなく、相手を神さまの作品として尊敬し、愛をもって接する関係なのだと改めて気づかされました。


愛する天のお父さま

 あなたが虐げられた者の訴えを聞いてくださる方であることを感謝します。

 どうか私の心から傲慢を取り除き、どんな立場の人にも謙虚に仕える愛をお与えください。音訳を学ぶ中で、あなたの目で人を見、あなたの心で語ることを教えてください。あなたがすべての人を尊ばれるように、私もまた人を尊び、正しい関係を築けますように。

 イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン


 
 
 

最新記事

すべて表示
2025年11月30日 雅歌8章

「封印のように、私をあなたの胸に、封印のように、あなたの腕に押印してください。愛は死のように強く、ねたみはよみのように激しいからです。その炎は火の炎、すさまじい炎です。」6節  強い夫婦の愛が描かれています。これほどの献身さがあると夫婦の愛、結婚愛は壊れないのではないかと思います。同時に私たちも神との霊的な関係がこのように強くあれば決して信仰が揺るがされることはないということにつながっていきます。

 
 
 
2025年11月29日 雅歌第7章

ああ、人を喜ばせる愛よ。あなたはなんと美しく、麗しいことよ。(6)  花婿の花嫁に対する愛は1章から一貫してずっと変わらず、熱烈な愛を語っている。花嫁は最初の頃は、花婿から愛の言葉を受けながらも自分の外見を気にしていたり、自分も花婿への愛を表現していても、自分の都合で花婿を拒んで、その後慌てて探し回ってみたりと、愛に対して受け身で、不安定な印象だった。  そんな花嫁に、それでも花婿は花嫁の愛は、美

 
 
 
2025年11月28日 雅歌6章

先の5章の終わり辺りで、花嫁が花婿を突然見失った時、エルサレムの娘たちが「あなたの愛する方は、ほかの愛人より何がすぐれているのですか。」(5:9)と花嫁に質問をします。それに対して花嫁は、花婿がどんなに素晴らしい方であるかと褒めたたえ、はっきりと「これが私の愛する方、これが私の連れ合いです。」(5:16)と答えます。  さて6章はその続きです。最初花嫁がなぜそんなに必死になって花婿を捜すのか理解で

 
 
 

コメント


bottom of page