2025年10月29日 箴言19章
- hccnichigo
- 10月29日
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『主の計画こそ実現する』
ヨハネの福音書16章23節に「わたしの名によって父に求めるものは何でも、父はあなたがたに与えてくださいます。」と求めなさい、そうすれば与えられるというみことばは有名で、どうしても、クリスチャンは願いさえすれば、神から与えられるというイメージを持ってしまうわけですが、現実には、どんなに欲しいと思って願っていても、聞き入れてもらえるとは思えないこともあるわけです。その違いはなんであろうと考えたわけです。
この箴言に、答えがあるようです。21節「人の心には多くの思いがある。しかし、主の計画こそが実現する。」確かに、私たちには色々な願い、祈りがあります。病を癒してください、家族の安全をお守りください。子供たちを正しい道に導いてください。自分が貧しくならないようにしてください。健康をお守りください。私たちの心には多くの思いが次々と湧き出てきます。しかし、主の計画だけが実現するので、その主の計画が自分の思いと一致した時に、それは必ず実現するというのです。
私たちには、自分の心の中に、例えば理想的な教会はこういう教会というイメージがあります。そして同時に、そのイメージと異なる、内部問題を抱えたりする現実の教会、その実情などを目の当たりにしてしまうと、失望に陥ります。あまりにも自分のイメージする教会と現実にギャップがあるからです。これは、家庭生活にも言えるかもしれません。近頃よく目にする記事に、熟年離婚の記事があります。長年寄り添っていた夫婦が、ご主人が会社を無事に引退した日に、奥さんから今まで子供たちのことも思い、ずっと我慢して一緒に暮らしていたけれど、子供たちも独立したし、とても余生を毎日、あなたと暮らす気持ちはありませんと、三行半を渡される記事です。時々、自分自身は大丈夫かと心配になったりしますが... 私たちの心には自分が描く理想的なイメージがある反面、現実との違いに悩まされてしまいます。
このギャップを埋めるにはどうしたら良いのでしょうか。それは自分の理想ではなく、神の計画が何であるかを求めることではないでしょうか。なぜなら主の計画こそ、必ず実現するからです。そして、この主の計画を知るためには、主の心を知る必要がありますから、主のことばを学ぶのです。そして、祈ること、しかもただ単に自分の思いの実現を願って祈るのではなく、主の計画を教えてください、自分にわからせて下さいと祈りの対象をはっきりと決める必要があります。
祈りは神を変えず、祈りは祈る者の心を変える。アーメン
文:森 宗孝

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