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2025年10月27日 箴言17章

  • hccnichigo
  • 10月27日
  • 読了時間: 3分

『ごちそうと争い』

 

 皆さんの知り合いや、親戚の中で遺産相続に関して、親族がもめて関係をこじらせる姿を見たことはないでしょうか? 一つの家で育っていた兄弟も、家を離れて独立した家庭を持つと、心も離れてしまうのでしょうか。うちは母の遺産といっても、物質的には貧しかったのと、残された銀行預金も僅かだったので、一番経済的に困っていた姉に、母の願いもあって、何の争いもなく済みました。でもお金持ちの場合、もしくは不動産の遺産相続の場合には、親族の争いの対象になってしまいやすいのかもしれませんね。


 この1節「乾いたパンが一切れあって平穏なのは、ごちそうと争いに満ちた家にまさる。」なんとなく、自分の家は、みんなで分け合って、いつも夕食は一緒にして、ワイワイ話しながら食べていた時のことを思い出します。年がバレますが、自分の小さい頃は、実はバナナは高価な果物でした。風邪を引いた時だけ、食べさせてもらうので、なんだか風邪を引くのが待ち遠しかった思い出があります。あの頃の日本は、台湾から輸入するバナナは、高かったのでしょう。その影響か、今になって、ハワイに来て毎日のように、あきるほどバナナを食べているのです。


6節「孫たちは老人の冠。父祖たちは子らの栄え。」この頃の若者は若くして結婚する人が少なくなったのか、孫に囲まれることのない老後を迎えている夫婦がたくさんいるようです。天草の友人夫妻も、80歳半ばにして、今だに二人の子供たちには、子供がいないとこぼしていました。私たちの住むカニオヘの自宅は、二世帯住宅で、2階が私たち夫婦、一階に長女夫婦と孫娘3名が一緒に住んでいて、孫娘たちは、お腹が空くと、2階に上ってきて、白いご飯を食べたいとねだりに来るのですが、この子たちは、確かに私たち老夫婦の冠であります。さらに嬉しいことに、北カルフォルニアの次女夫婦にも三人の孫娘がいて、6名の孫娘の成長を見ることができるのは喜びです。この子たちは、たぃさんの聖書のみことばを覚えてくれていますことも感謝です。


22節「喜んでいる心は健康を良くし、打ちひしがれた霊は骨を枯らす。」たとえ、孫たちに囲まれていなくても、心の中で、一人の人を愛することによって、恵みは二倍になり、二人を愛することによって、さらに三倍と増してゆくのが、聖書の教えではないでしょうか。愛は見返りを求めません、相手から何も返って来なくとも、喜んでいる心は、自分自身の健康を良くするのです。


祈り

どうか喜ぶ心が常に与えられますように、孫たちの笑顔でさらに力を得ることに心から感謝致します。

この喜びを多くの方と分かち合うことができますように。 アーメン 

文:森 宗孝


 
 
 

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