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2025年10月21日 箴言11章

  • hccnichigo
  • 10月21日
  • 読了時間: 3分

『豚に真珠』


 私たち、日本人のよく知っていることわざの中には聖書からのものがかなりあります。「七転び八起き」とダルマさんのように起き上がるこのことわざは、箴言24章16節「正しい人は七度倒れても、また起き上がり、悪しき者はわざわいでつまずくからだ。」ここから来ているのでしょう。そして「豚に真珠」これはこの11章32節「豚の鼻にある金の輪」のたとえから来ているのかもしれません。聖書は、初代教会の時代にシルクロードを渡って、中国にまで伝わって漢字に影響を与えたのではないでしょうか?そしてKorea経由で日本へと伝わったのかもしれません。そう思うと、みことばの広がる力を感じてしまいます。


 例えば、船という漢字は、舟に八つの口と書きますが、聖書に出てくるノアの箱舟に乗りこんだのは、ノアとノアの妻、そして三人の息子たちセム、ハム、ヤファテとその妻で、合計八人になります。舟にのった八名の口、本当にそこからできた漢字かどうか、調べていませんが、ノアの話の紹介にはなりますね。


 さてこの11章でいくつか、心に響くことばがありました。4節「財産は御怒りの日には役に立たない。義のわざは人を死から救い出す。」そして、25節「おおらかな人は豊かにされ、他人を潤す人は自分も潤される。」 私たちは、どうしても自分の財産を増やし、守ろうと必死になってしまう傾向がありますが、持っている財産は、確かに主の日にはなんの役にも立たないことは確かですね。そして主の御座の前で、さばきの時には、黙示録20章12節「また私は、死んだ人々が大きい者も小さい者も御座の前に立っているのを見た。数々の書物が開かれた。書物がもう一つ開かれたが、それはいのちの書であった。死んだ者たちは、これらの書物に書かれていることにしたがい、自分の行いに応じてさばかれた。」数々の書物には、きっとその人の生まれた日から死ぬまでの記録が記されているのでしょう。今の世の中を見ても、FacebookであれGoogleであれ、随分と昔に撮った写真を、訪ねてもいないのに見せてくれます。神の記録Storageは無限ですから、一人一人の人生の全てが記録されていても不思議ではありません。その人の行いに応じてさばかれたとあります。義のわざは人を死から救い出す。主イエスを信じた者は、この御座で下されるとされる、二度目の死をすでに免れていますが、義のわざを行った人も、このさばきの座で、救われるのかもしれません。ぜひ、私たちもおおらがになって、他人を潤す者となりたいものです。


祈り

 どうかまだ主イエスの福音を知らない方々、福音が届いていない日本の地区においても、おおらかで、町の人々を助け、義のわざを行っている多くの日本人がおります。確かに、一旦彼らに主イエスの福音が伝えられたならば、聞いて、信じることが求められますが、まったくキリストの名前すら知らない方々もおられることも事実です。どうか彼らが義によって、主の日には救いを受けることができますように祈ります。 アーメン 

文:森 宗孝


 
 
 

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