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2025年10月14日 箴言4章

  • hccnichigo
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

『あなたの心を見守れ』


 聖書が示す「義」にはふた通りあると思います。一つは人と人との関係にあっての義で、これは正義、誠実を示すわけですが、もう一つ神と人との義、これは神との正しい関係、真っ直ぐで、直線距離、もっとも神と短く結ばれるときの義と言えるでしょう。この箴言の父からの訓戒は、その両方の義を伝えているように、思いました。悪人たちの道を行ってはならない、これは人と人との関係です。しかし、知恵を得よ。悟りを得よ。もしくは知恵を愛せとあるのは、神の知恵ではないだろうかと考えました。


 私たちは、獣の心を知ることはありません。 いやいや私の家のワンちゃんのことは良くわかるというかもしれませんが、心を知るには会話がなされなければ、どうして、その心を知ることができるでしょう。私たちも、そのままでは神の心を知ることができませんが、幸いなことに、神の御子主イエスがことばとなって、私たちの中に住まわれたことで、主イエスのことばを通じて、父なる神のみこころを知ることができるようになったのです。 これが神の知恵ではないでしょうか。


 5節の「知恵を得よ。 悟りを得よ。忘れてはならない。」とあるのは、この神の知恵を父なる私が伝えた事を忘れてはならないということだと理解しました。そうすれば、この世において、まっすぐな道、神とも人とも、まっすぐな正しい道を歩む事になると伝えたかったのでしょう。21節「それらを見失うな。自分の心のただ中に保て。」これは旧約時代ですから、律法を自分の心のただ中におきなさい、それが新約時代になると、主イエスがみずから愛の律法を私たちの心の中に刻んでくださったのです。


 この心をもって、26節「あなたの足の道筋に心を向けよ。そうすれば、あなたのすべての道は堅く定まる。」本当に、心がしっかりと主とつながっていれば、自分の道も堅く定まる事に感謝します。


祈り

どうか自分も義の道を歩むことができますように、人には正義と誠実をもって接し、神には真実をもって正しい関係が結ばれますように、自分の進むべき道を堅く定めてくださいますように アーメン 

文: 森 宗孝


 
 
 

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