top of page

2025年10 月17日 箴言7章

  • hccnichigo
  • 10月17日
  • 読了時間: 3分

「わが子よ。私の言葉を守り、私の命令をあなたのうちに蓄えよ。私の命令を守って生きよ。私の教えを、自分の瞳のように守れ。それを自分の指に結び、心の板に書き記せ。知恵に向かって「あなたは妹だ」と言い、英知に向かって「身内」と呼べ。自分をよその女から守り、ことばの滑らかな、見知らぬ女から守るために。私が家の窓から、格子窓から見下ろして、浅はかな者たちを見ていると、若者たちのうちに、良識のない一人の若い者がいるのに気づいた。彼は、女の家への曲がり角近くの街路を通って、その家に至る道を進んで行った。それは、たそがれの、日の沈むころ、夜と暗闇の始まるころだった。すると、遊女の装いをして、本心を隠したある女が彼を迎えた。この女は騒がしく、頑なで、その足は自分の家にとどまらず、あるときは通りに、あるときは広場にいて、あちこちの角のところで待ち構えていた。この女は彼を捕まえて口づけし、臆面もなく彼に言う。「交わりのいけにえを献げなければならないので、私は今日、自分の誓願を果たしました。それで私はあなたに会いに出て来ました。あなたを捜し求めて、やっと見つけました。私は長椅子に敷き物を、あや織りのエジプトの亜麻布を敷き、寝床を没薬、アロエ、シナモンで香らせました。さあ、私たちは朝まで愛に酔いしれ、愛の喜びを互いに味わいましょう。夫は遠くへ旅に出ていて、家にはいませんから。金の袋を持って行きました。満月のころに帰って来るでしょう」と。彼女は心動かすことばで彼を誘惑し、滑らかな唇で彼をいざなう。彼はただちに、彼女の後について行く。牛が屠り場に引かれていくように、足かせが愚か者を懲らしめているかのように。最後は矢が彼の肝を射抜く。それは、自分のいのちがかかっているのを知らずに、鳥が罠に飛び込むようなものだ。子たちよ。今、私に聞き従い、注意して私の口のことばを聞け。彼女の道に、心がそれて行ってはならない。その通り道に迷い込んではならない。この女は多くの者を切り倒し、殺された者は数えきれない。その女の家はよみへの道。死の部屋に下って行く。」


 この章の目的は、これまでのいくつかの章と同様、若者に向けて肉欲の誘惑に警戒するよう警告しています。そのためには、神のことばに従い、その命令を心の板に書き記せ、守れ、と命じています(1‐5)。神の知恵を心に蓄えていないなら、罪へと誘う所へ自らを招いてしまう様が書かれています(6-23節)。肉欲の罪がもたらす結果は「死の部屋」、それは霊的な死、神のいない滅びの世界だと言います(24‐27)。


 この世の誘惑から身を守るには、それらを避けたり、離れることでもなく、またそれらに陥らないよう頑張ることでもありません。それは、神の知恵である「みことば」を心に板に書き記すことです。そして、「主よ、私をこの誘惑に陥らせないでください」と祈ることなのです。


祈り:愛する天のお父さま。あなたのことばに従い、あなたの命令を守ることの大切さを教えてくださり、感謝いたします。どうか、弱い私を誘惑の罠からお守りくださいますように。主イエス・キリストの御名によって感謝して祈ります。アーメン

文:アイゾン直子


 
 
 

最新記事

すべて表示
2025年12月7日 テモテへの手紙第ニ1章

「神の賜物を、再び燃え立たせる。」  テモトへの手紙第二は、パウロの獄中書簡の最後の手紙だと言われています。なぜなら、パウロは間もなく皇帝ネロによって死刑に定められるからです。  パウロは、牧会で苦闘しているテモテのことを昼も夜も熱心に祈り、励ましと注意を与えてきました。パウロの愛のある励ましの手紙に、テモテは勇気をもって立ち向かうことができたのではないでしょうか。誰かに祈って貰っているということ

 
 
 
2025年12月6日 テモテへの手紙第一6章

6章を読むと、「あなたが本当に求めている富は何ですか?」と、心にそっと問いかけてくる声が聞こえてくるようです。  今の世の中では、SNSやニュースなど、目に入るさまざまな情報が “もっと必要だ”“もっと持たなければ”と私を急かし、気づかないうちに心へ不安を植え付けているように思います。  そんな心の揺れの中で、時代は違っても、人の心は同じです。パウロがテモテに語った言葉は、今の私に向けても語られて

 
 
 
2025年12月5日 テモテへの手紙第一5章

「やもめの中の本当のやもめを大事にしなさい。もし、やもめに子どもか孫がいるなら、まずその人たちに、自分の家の人に敬愛を示して、親の恩に報いることを学ばせなさい。それが神の御前に喜ばれることです。身寄りのない本当のやもめは、望みを神に置いて、夜昼、耐えず神に願いと祈りをささげていますが、自堕落な生活をしているやもめは、生きていても死んでいるのです。彼女たちが非難されることのないように、これらのことも

 
 
 

コメント


bottom of page