2025年10 月17日 箴言7章
- hccnichigo
- 36 分前
- 読了時間: 3分
「わが子よ。私の言葉を守り、私の命令をあなたのうちに蓄えよ。私の命令を守って生きよ。私の教えを、自分の瞳のように守れ。それを自分の指に結び、心の板に書き記せ。知恵に向かって「あなたは妹だ」と言い、英知に向かって「身内」と呼べ。自分をよその女から守り、ことばの滑らかな、見知らぬ女から守るために。私が家の窓から、格子窓から見下ろして、浅はかな者たちを見ていると、若者たちのうちに、良識のない一人の若い者がいるのに気づいた。彼は、女の家への曲がり角近くの街路を通って、その家に至る道を進んで行った。それは、たそがれの、日の沈むころ、夜と暗闇の始まるころだった。すると、遊女の装いをして、本心を隠したある女が彼を迎えた。この女は騒がしく、頑なで、その足は自分の家にとどまらず、あるときは通りに、あるときは広場にいて、あちこちの角のところで待ち構えていた。この女は彼を捕まえて口づけし、臆面もなく彼に言う。「交わりのいけにえを献げなければならないので、私は今日、自分の誓願を果たしました。それで私はあなたに会いに出て来ました。あなたを捜し求めて、やっと見つけました。私は長椅子に敷き物を、あや織りのエジプトの亜麻布を敷き、寝床を没薬、アロエ、シナモンで香らせました。さあ、私たちは朝まで愛に酔いしれ、愛の喜びを互いに味わいましょう。夫は遠くへ旅に出ていて、家にはいませんから。金の袋を持って行きました。満月のころに帰って来るでしょう」と。彼女は心動かすことばで彼を誘惑し、滑らかな唇で彼をいざなう。彼はただちに、彼女の後について行く。牛が屠り場に引かれていくように、足かせが愚か者を懲らしめているかのように。最後は矢が彼の肝を射抜く。それは、自分のいのちがかかっているのを知らずに、鳥が罠に飛び込むようなものだ。子たちよ。今、私に聞き従い、注意して私の口のことばを聞け。彼女の道に、心がそれて行ってはならない。その通り道に迷い込んではならない。この女は多くの者を切り倒し、殺された者は数えきれない。その女の家はよみへの道。死の部屋に下って行く。」
この章の目的は、これまでのいくつかの章と同様、若者に向けて肉欲の誘惑に警戒するよう警告しています。そのためには、神のことばに従い、その命令を心の板に書き記せ、守れ、と命じています(1‐5)。神の知恵を心に蓄えていないなら、罪へと誘う所へ自らを招いてしまう様が書かれています(6-23節)。肉欲の罪がもたらす結果は「死の部屋」、それは霊的な死、神のいない滅びの世界だと言います(24‐27)。
この世の誘惑から身を守るには、それらを避けたり、離れることでもなく、またそれらに陥らないよう頑張ることでもありません。それは、神の知恵である「みことば」を心に板に書き記すことです。そして、「主よ、私をこの誘惑に陥らせないでください」と祈ることなのです。
祈り:愛する天のお父さま。あなたのことばに従い、あなたの命令を守ることの大切さを教えてくださり、感謝いたします。どうか、弱い私を誘惑の罠からお守りくださいますように。主イエス・キリストの御名によって感謝して祈ります。アーメン
文:アイゾン直子
コメント