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2023年7月7日 テトスへの手紙 1章

 テトスへの手紙は、パウロが宣教旅行中に開拓したクレテ島での教会を監督するようにとそこに残してきたテトスを励ますために書かれました(5節)。この手紙でパウロは教会監督者たちを選ぶ際、どのような人物がそれに適しているのかを、またクレ執筆し、クレテ人たちがどのような人々なのかにも注意を向けています。「クレテ人のうちのある預言者が「クレテ人は、いつもうそつき、たちの悪いけもの、なまけ者の食いしんぼう」と言っているが、この批判はあたっている。」(12、13節抜粋)とあります。


 こんなクレテ人たちの中での長老探しは、テトスにとって、かなり手ごたえのある使命ではなかったでしょうか? けれども、方々で教会開拓をし、人々から敬われていたパウロからこのような手紙をテトスは受け取り、さぞかし、励まされ嬉しかったであろうことが容易に推測されます。パウロは、4節で、「信仰を同じするわたしの真実の子テトスへ。父なる神とわたしたちの救い主キリスト・イエスから、恵みと平安とが、あなたにあるように。」と信仰深く、愛に満ちた暖かい言葉を送っています。


 どのような人物が長老、あるいは、監督者として適しているのかは、6節から9節までに述べられています。賜物や能力には触れていず、むしろ、家庭人として、神に仕える者としての人格や性格が書かれていることに注目したいところです。


 そして、ユダヤ人の律法主義に陥らせないようにも警告しています(14節)。更に16節では、今現代に生きる私達にも相通じる言葉が書かれています。「彼らは神を知っていると、口では言うが、行いではそれを否定している。彼らは忌まわしい者、また不従順な者であって、いっさいの良いわざに関しては、失格者である。」と。耳の痛い言葉です。


 主の祈り:私達が信仰を強め、また、信心にかなう真理の知識を得れるよう、パウロを使徒とされたことを学びました。そして、偽りのない神様が永遠の昔に約束された永遠のいのちの望みに基づくことも有難うございます。あなたの教えにいつも帰る機会を与えて下さるディボーションの時を感謝します。あなたが私達といつも一緒にいて下さることを覚えて感謝し、イエスキリストの御名によって祈ります。

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