top of page
  • hccnichigo

2023年5月12日 テモテへの手紙第一 5章

1節「父親にするように。」、2節「母親にするように。」という言葉が心に止まりました。この日曜日が「母の日」だからだと思います。 

 それにしても、父と母にするようにと言われますが、それは実際には、どのようにすることなのでしょうか。

 よく見ると、この御言葉は「父、母からされたように。」とは書いていません。私たちの人間関係の持ち方、物事への対応の仕方は、多くの場合、両親から無意識のうちに学びます。ですから、父と母からされた仕方で人と物事と関わります。それが良い関わり方である場合もあれば、悪い関わり方になることもあります。もし父母から傷を受けていたら、関わる人も同じように傷つけてしまうことがあります。

 ですから、1,2節の御言葉の大前提は、父と母から、とても良い影響を受けているということです。父と母から愛と信頼を学び、他者を尊ぶことや、優しさ、寛容、忍耐を学んでいるので、自分がされたように父と母にするということです。

 そのように、祝福が子々孫々に流れていき、また祝福が逆流するように上の世代にも流れていくように、祝福が世代間において循環するなら、それはまさに神の国です。

 父にするように、母にするように、出会う人々に祝福を与える存在になれたら、なんと素晴らしいことでしょうか。

 しかし、私のようにこの大前提がない人もいます。父と母から祝福よりは、むしと傷、痛み、苦しみを受けて来た人、それに対して、悲しみ、怒り、憎しみ、失望などを持っている場合には、世代間における祝福の循環ではなく、呪いを循環させてしまいます。

 しかし今、私の人生には祝福が循環しています。イエスに出会い、天地創造の神を「アバ父よ!」と叫ぶ者とされました。愛されている神の子とされたとき、すべての呪いが祝福に変えられました。そして、1,2節の御言葉に生きる者と変えられたのです。

 

「母の日」は、母親という立場の方ために、神の祝福を祈り願う日です。しかし、それは「母の日」の意味の半分だけです。「母の日」は、地上に存在するすべての人が、自分の母に「ありがとう」を伝える日です。

 イエスの恵みによって、父、母との関係に癒しと回復が与えられますように。そして、父を祝福するように、母を祝福するように、出会う人を祝福する者でありたいと願います。

閲覧数:33回

最新記事

すべて表示

2023年12月31日 申命記15章

「与えるとき物惜しみをしてはならない。このことのゆえに、あなたの神、主は、あなたのすべての働きと手のわざを祝福してくださるからである。」15:10(一部抜粋) 15章は、七年の終わりごとに負債の免除をしなければならないことについての規定が述べられている。その時に、物惜しみをするなら、その人は罪責を負うと宣言されている。そればかりかすべての祝福も得られることができないのである。 「一人ひとり、いやい

2023年12月30日 申命記14章

この章では、食べ物の規定が書かれており興味深いと思った。申命記はイエス様が、人としてこの世に来て下さる前のことだと、心に留めておかなければならないと思う。 聖書に書かれている食べ物分類は神様からの当時の命令で、これを命じる理由が、自分の愛する子どもたち、イスラエルの民を守るためである。この神様の愛は私たちにも一方的に与えられている。受け取るのは私たちしだい。愛しているから守りたい、という神様の気持

2023年12月29日 申命記13章

預言者や夢見る者が現れ、「さあ、あなたが知らなかったほかの神々に従い、これに仕えよう」と言って私たちを誘惑しようとしますが、あなた方の神、主は、あなたがたが心を尽くし、いのちを尽くして、本当にあなたがたの神、主を愛しているかどうかをしろうとして、あなたがたを試みておられます。(1-3節) 続いて、神は、あなたがたの神、主に従って歩み、主を恐れなければならない。主の命令を守り、御声に聞き従い、主に仕

bottom of page