- hccnichigo
- 3 日前
『獅子の穴』
子供達の聖書の絵本には、このダニエルが投げ込まれた獅子の穴の話が、絵となった描かれているわけですが、その昔、自分自身、まだまだ信者になりたてで中川健一郎先生の聖書の講座を、しょっちゅう聞いておりましたので、ある程度、自分は聖書を知っているつもりでいたのです。ところが孫娘にこの絵本を読んで聞かせているうちに、このダニエルが獅子の穴に入れられた? この話、自分は知らないと唖然とした事を思い出します。なんだか聖書が解ったと思った瞬間に、ガツンと頭を叩かれたような経験があります。子供の頃から日曜学校に通っていたわけではないので、有名な話も知らずにいたことを思い知らされたのです。 本当に聖書は奥深いと感じるこの頃ですね。
さて、ここに登場するダレイオス王とユダヤ人たちをやがて帰還命令を出すキュロス王の治世、年代が実ははっきりとは解明されていないので、この話は、実際にあった事ではなく、象徴的な話とする方もおられるわけですが、自分は文字通り、聖書をみことばと受けますので、実際にこの中東の時期には、獅子を飼っていたことも判っていますので、実際に起こった事と理解しています、しかし、同時に、この獅子の穴の持つ意味は、人の死をあらわしているとも理解しました。 やがて、人は死から助け出されることが背後にあるのでしょう、なにしろダニエルは大変な預言者でもあったわけですから。
特にこの6章で強調したかったことは、26節「私はここに命じる。私の支配する国においてはどこででも、ダニエルの神の前に震えおののけ。 この方こそ生ける神、永遠におられる方。その国は滅びることなく、その主権はいつまでも続く。」 これこそがまさに、6章の言わんとしていることだと思います。なぜ、バビロン帝国を滅ぼしたメディアとペルシャ王が、捕虜でいたユダヤ民族を特別扱いするようになって、やがてエルサレム帰還を助けることになったのか、そこには神の介入があり、ダニエルを獅子の穴から助け出しただけでなく、ダレイオス王をもって、ダニエルの神の前に震えおののけ、とこのユダヤの神は、生ける神であることを経験したからであります。
このメディア人ダレイオス(恐らく称号キュアキタレス2世)であったという説があり、彼はキュロス王の叔父にあたるとされています。この時代、メディア王国は巨大な王国であったのですが、ペルシャはその中でも、帝国の東がわにある小さな国であったようです。このメディア王国の王妃がペルシャ王国に遣わされ、生まれたのが小さなペルシャのキュロスであったわけですが、彼が帝国の王となる時期ではないと判断して、メディア出身の叔父であるダレイオスを立てたという説であれば、この6章につながるのですが、考古学では、このダレイオスが王であったことの記録がないので、諸説でてきています。
祈り
ダニエルの神、父なる神の主権は永遠に続きます、この方こそ生ける神であると信じる私たちは、神と共に神の国に向かうことを感謝致します。 アーメン
文:森 宗孝

