2025年8月1日 詩篇第88篇
- hccnichigo
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「¹主よ 私の救いの神よ 昼 私は叫びます。夜もあなたのみそばで。²私の祈りを あなたの御前にささげます。どうか 私の叫びに耳を傾けてください。³私のたましいは 苦しみに満ち 私のいのちは よみに触れていますから。⁴私は穴に下る者たちとともに数えられ 力の失せた者のようになっています。⁵私は 死人たちの間に放り出され 墓に横たわる 刺し殺された者たちのようです。あなたはもはや彼らを覚えてはおられません。彼らは あなたの御手から断ち切られています。⁶あなたは私を最も深い穴に置かれました。暗い所に 深い淵に。⁷あなたの憤りが私の上にとどまり あなたのすべての波で あなたは私を苦しめておられます。⁸あなたは 私の親友を私から遠ざけ 私を 彼らの忌み嫌う者とされました。私は閉じ込められて 出て行くことができません。⁹私の目は苦しみによって衰えています。主よ 私は日ごとにあなたを呼び求めています。あなたに向かって両手を差し伸ばしています。¹⁰あなたは死人のために 奇しいみわざを行われるでしょうか。亡霊が起き上がり あなたをほめたたえるでしょうか。¹¹あなたの恵みが 墓の中で宣べられるでしょうか。あなたの真実が滅びの淵で。¹²あなたの奇しいみわざが闇の中で知られるでしょうか。あなたの義が忘却の地で。¹³しかし私は 主よ あなたに叫び求めます。朝明けに 私の祈りは御前にあります。¹⁴主よ なぜ あなたは私のたましいを退け 私に御顔を隠されるのですか。¹⁵私は苦しんでいます。若いころから死に瀕してきました。あなたの恐ろしさに耐えかねて 私の心はくずれおれそうです。¹⁶あなたの燃える怒りが私の上を超えて行き あなたからの恐怖が私を滅ぼし尽くしました。¹⁷それらは日夜 大水のように私を囲み 瞬く間に 私を取り巻いてしまいました。¹⁸あなたは私から愛する者や友を遠ざけられました。私は暗闇を親しい友としています。」
詩篇の作品の多くが、悲しみや苦しみを訴えながらも最後には希望や神への信頼・感謝で終わっているのに対し、今回の詩篇は最後まで闇の中にとどまっています。絶望で締めくくられている詩篇ですが、冒頭に「マスキール」と書かれているということは、私たちへの教訓の詩であることが分かります。祈っても祈っても答えが得られない、まるで神に見捨てられたかのような、闇の中に閉じ込められてしまったかのような経験はありますか?そんな時でも、祈りなさい、とこの詩篇は教えます。たとえ嘆きで終わる祈りであっても、それもまた主への賛美であるとこの詩篇は教えてくれているのではないでしょうか。
祈り:愛する天のお父さま。「主よ、どうしてですか?」と嘆き、祈る時があります。そのような祈りでも主よ、あなたはしっかりと受け取ってくださっていることを、この詩篇を通して知りました。あなたが沈黙されている時、それは私の信仰に対する忍耐が試されていることも知りました。ありがとうございます。どのような時も、まず祈ることができますよう、助け導いてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン
文:アイゾン直子
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