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2025年6月18日 詩篇第44篇

  • hccnichigo
  • 2025年6月18日
  • 読了時間: 2分

「それなのに、あなたは私たちを退け、卑しめられました。あなたはもはや、私たちの軍勢と共に出陣なさいません。あなたは私たちを敵から退かせ、私たちを憎む者どもは思うままに略奪しました。」(9、10)


 1節~8節で、先祖を救い勝利を与えてくださった神への信頼を告白し、今もただ主の恵みによって救われ敵に勝利したことを歌います。

 しかし、9節からは「それなのに」と、現状への嘆きが歌われます。「それなのに、なぜ?」この問いは、今の私たちの問いでもあります。


 神の真実、恵み深きこと、そして神の愛、私たちはよく知っています。「それなのに、なぜ?」と言いたくなる出来事が起こります。人生は、不条理なこと、矛盾なことで一杯です。


 しかし詩人は歌います。「しかし、私たちはあなたを忘れず、あなたの契約を無にしませんでした。私たちの心はたじろがず、私たちの歩みはあなたの道からそれませんでした。」(17,18)

 この詩人は「それなのに、なぜ?」と問うことから、「それでもなお」という信仰へと導かれました。

 

 そして神に訴えるのです。「起きてください。主よ、なぜ眠っておられるのですか。目を覚ましてください。いつまでも拒まないでください。」(23)

 42篇、43篇、そして44篇と、不条理の中で、それでもなお神に叫び求める姿が描かれています。

 そして、この叫びに神は必ずこたえてくださり、神の勝利と満たしを与えてくださるのです。


 天の父なる神さま

 人生の不条理、矛盾の中で、私たちはそれでもなお主よあなたに叫び求めます。私たちの信仰をあなたに向けさせてください。あなたから目をそらすことがありませんように。ただ主の御顔の輝きを求めていきます。どうぞ聖霊なる神が、私たちを励まし、導いてください。

 主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン

文:関真士


 
 
 

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