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2025年5月25日 詩篇第20篇

  • hccnichigo
  • 3 日前
  • 読了時間: 2分

 詩篇20篇の1節から5節までに「あなた」という言葉が10回もでてくる。今までのダビデの歌と違っています。この「あなた」というのは誰のことでしょうか。解釈者によると、サウロ王ではないだろうかと言われていて、彼への執り成しの祈りと言われているそうです。自分の命を狙うサウル王のために執り成しの祈りをしてあげるということがとてもすごいことだと思わされます。


 9節でダビデは言っています。

「主よ。王をお救いください。

 私たちが呼ぶときに答えてください。」


 この御言葉からして詩編20篇は王への祈りだということが理解できます。この王というのは、現代でいうなら高い地位にある人のことを言うそうです。つまり、大統領、総理大臣、会社の社長、リーダー達、等々に例えられます。党派は別として彼らのために祈ってあげることだと言うことです。今も世界のどこかで戦争している国々のリーダーたちのためにも、私たちが真剣になって祈っていくことだと思います。


 9節のダビデの祈りは、イエス様が十字架上で父なる神に祈られたことを連想させられます。


「父よ、彼らをお赦しください。彼らは、自分が何をしているのかが分かっていないのです。」ルカの福音書23:34(抜粋)


 これは、イエスを死刑にしたユダヤ人、ローマ兵たち、又、私たちのためへの祈りでもあるのです。人を赦すことはとても難しいことだと思います。しかし、イエス様は私たちのために執り成しの祈りをされたのです。この無償の愛で救われた私たちも、他者から迫害を受けてもその人のために執り成しの祈りをすることができるようになりたいということが示されました。



 天の父なる神様。

あなたの御名を心からほめたたえます。

今日の御言葉を感謝します。他者から蔑まれ、意地悪されて、迫害されてもその人を赦し、祈ってあげることができますように義の道へと導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン。


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