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2025年5月1日 ピリピ人への手紙4章

  • hccnichigo
  • 5月1日
  • 読了時間: 2分

「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。」6節


「そうすれば、すべての理解を超えた神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」7節


 6節のみことばを読むたびに、以前は自分がどれだけ全く逆なことをしていたかが思い出されます。何かにつまずいた時にいつまでも思い煩い、何とか自分で解決しょうといろいろと錯誤したりしたことが多々ありました。そして、だめになった時に初めて祈るというとんでもないクルスチャンの信仰でした。今もまだ完全とは言えないけれど、以前よりは感謝をもって祈り願うことができるようになれたことに心から主に感謝です。確かに、感謝を持って祈り願った後は心の中に平安があります。不思議とその平安がつまずきから、思い煩いから守ってくださいます。


 パウロは、12節で、貧しいこと、富むこと、満ち足りること、飢えること、乏しいことのありとあらゆる境遇に対処する秘訣を心得ていると語っています。パウロの境遇に対処する秘訣は、神が彼を強くしてくださるからです。


「私を強くしてくださる方によって、私はどんなことでもできるのです。」13節


 パウロの境遇の中で、私は飢えることに目が留まりました。私も飢えるということを経験したことがありました。学生の頃に家賃を払ったら財布の中にはいくらも残っていませんでした。かろうじて、食パンだけ買うことができました。後は、大家さんの裏庭になっているマンゴーをいただいて、それとパンで飢えをしのいだことがありました。パウロさんのような境遇にまでは至らなかったけれども、しかし私はその時に、パンとマンゴだけの境遇の中ではありましたが、誰にでもいいから感謝の気持ちを伝えたい気持ちで満ち溢れていたことを思いだします。


 パウロはピリピの人たちへの贈り物に感謝をしています。しかし、彼は17節で、「私は贈り物を求めているのではありません。私が求めているのは、あなたがたの霊的な口座に加えられていく実なのです。」とてもすばらしい発想だと思いました。

「霊的な口座に加えられていく実」とは、与えた人こそ、豊かな霊的祝福をうけると言われています。私たちも人に贈り物をするときには、私たちの霊的な口座に加えられていく実になるような与え方をしたいと思わされます。



 天の父なる神さま。今日の御言葉を心から感謝します。

感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン


 
 
 

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