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2023年4月15日 ゼカリヤ書 4章

『主よ、お話しください』


「主よ、これらは何ですか。」知らないのか。「主よ、知りません。」。ゼカリヤは4節と13節で二度、同じ言葉で主に教えを乞う。

 大好きな聖句、「主よ、お話しください。しもべは聞いております。」(Ⅰサムエル3:9)と同じ、主なる神に対する全幅の信頼ゆえの応答の求めだ。

 キリスト者である私たちの最大の特権は、なんでも、どんなことでもイエスさまに問いかけて良いということだ。無知を恥じる必要なんてない。幼子が親に質問するのと同じように、私たちはイエスさまに聞き、イエスさまを慕って従う者でありたい。

「聞く耳のある者は聞きなさい。」(ルカ8:8)と、イエスさまがたとえばなしを話されたが、弟子たちは意味がわからないので、納得するまで、真意を問い続けた。

 しつこく食い下がっていいのだ。聞くだけでなく、御ことばに納得して、自分の血肉となるまで応答を繰り返したい。先週のディボーションの御ことば、「主に尋ね求めよ」、これなのだ。


「権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって」(6節抜粋)、これも愛唱したい聖句だ。

 神殿の再建工事がうまく進むか、危ぶむ声に対し、主なる神はその完成を保障し、それは人間の力によるのではなく、神の霊の力によるものだと告げる。

 ゼカリヤはさらに尋ねる。オリーブの二本の枝はなんですか、と。

「これらは、全地の主のそばに立つ、二人の油注がれた者だ。」(14節抜粋)

 二人とは、再建の指導者ゼルバベルと大祭司ヨシュアを指している。だけどこの書が全編、終末的預言でもあることを踏まえるなら、油注がれた王=メシア=イエスさまの再臨を物語っている。

「ですから、目を覚ましていなさい。あなたがたの主が来られるのがいつの日なのか、あなたがたは知らないのですから。」(マタイ24:42)

 神さま、あなたがいつ語ったとしても聞こえる者になれるよう導いてください。招きの御ことばを待ち、備えていられますよう励ましてください。

 イエスさまのお名前で感謝して祈ります。アーメン


追記:この4章の2節と3節に書かれている金の燭台と七つのともし火皿は、メーノーラーと呼ばれ、出エジプト25:31〜40などに詳しく記されている。主はモーセに命じ、メーノーラーを作って幕屋の灯りとした。現在イスラエルでは、このメーノーラーの燭台と、二本のオリーブの木を配した図柄を国章とし、イスラエル国民のパスポートなどに使われている。




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