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2023年2月27日 ディボーション

アモス書 9章 

『真の信仰者』 アイゾン直子

 アモスによって伝えられた主のことばの最終章は、罪深い王国(北イスラエル)に対する『彼らを地の表から根絶やしにする。』という厳しいさばきと同時に、『しかし、ヤコブの家を根絶やしにすることはない。わたしの民イスラエルを回復する』と言う救いのメッセージで終わります。

 主のことばを退け、この世の富に酔いしれる民は、幾度となく語られた預言者のメッセージを真剣には捉えず、却って、「わざわいは私たちには近づかない。私たちまでは及ばない。」と楽観的に考えていました。そのような民に対して主は、地を揺らし、彼らにはもう逃げ場がないほどの滅びを起こされます。

 しかし、主によってふるいにかけられ、地に落ちなかった小石(ヤコブの家)のために、主はダビデの仮庵(王国)を建て直すと言われます。地に落ちなかった小石、ヤコブの家とは、イスラエルの残れる者(レムナント)と呼ばれる人たちのことです。彼らはいつも少数ですが、真の信仰者たちです。さらに主は、エドムの残りの者と、主の名で呼ばれるすべての国々とイスラエルの間の平和の回復を約束すると言われました。使徒ヤコブはこの箇所を用いて、異邦人も信仰と恵みによって救われることを語っています(使徒15:15‐18)。

 主は、背信の民をことごとく滅ぼされますが、真の信仰者を必ず残され、彼らによって神のご計画を進めていかれます。現代に生きるクリスチャンもまた、真の信仰者(レムナント)であると言います。主によって選ばれ、残された者として、いつも主のみこころを行い、みことばを伝える者になりたいと思います。

 

祈り:愛する天のお父さま。家族伝導に焦りを感じていましたが、『見よ、その時代は来る』、という主の力強いみことばに感謝いたします。神の約束は、必ず成就することを信じます。神の偉大なるみわざのために、私のような小さな信仰でさえ、用いてくださることをありがとうございます。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン

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