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2023年2月19日 ディボーション

アモス書 1章


 今日から始まるアモス書は、ヨエルより少し後の紀元前8世紀の中頃に活動したアモスによって書かれたものである。アモスは南王国にあるテコア出身の牧者の一人であったが、神の命令に従って北王国に行って神の預言をしたと言われている。それは、北王国周辺の国がおかした罪のさばきの宣告である。


 五つの国に対するさばきの宣告である。

  1. ダマスコがギルアでを踏みにじったさばき。

  2. ガザがすべての民を捕囚としてエドムに引き渡したさばき。

  3. ツロがすべての民を捕囚としてエドムに引き渡したさばき。

  4. エドムが自分達の祖先であるエソウであり、イスラエルと兄弟関係にある国なのに侵略していたさばき。

  5. アンモン人がギルアでの妊婦たちを切り裂いて、自分の領土を広げたさばき。

 この5つのさばきの中でも最も許せないのは、アンモン人がおかした罪は実に残酷極まりない行動である。歴史上どこの国でも起こってきたことであり、現に今日でも起こっているのである。目的の為には残酷極まりないことも許されるのだろうか。創造主であられる神は、きっと悲しまれておられることでしょう。なぜなら神は、私達を、ご自身の御子イエス・キリストを十字架に架けられるほどに愛しておられるのだから。神は、預言者アモスをとおして罪のさばきの宣告をされておられるが、この罪のさばきこそ悔い改めへの導きであるのだ。


 戦争の時に私の父も満州に兵隊として送られたそうだ。その時父もきっと敵を殺したことでしょう。私が物心ついた時に父は決して戦争の映画を見ようとはしなかった。人を殺したことに対して懺悔の気持ちがあったのだろうと思うことが多々にあった。ちなみに母は、敵の襲撃によって足を撃たれて一生足を引きずって歩いていた。足だけの襲撃で、母の命は守られたのである。これも父の悔いた気持ちが神の目にかなったものだったのだろうかと思わされた。


祈り

愛する父なる神さま。今日のみことばをありがとうございます。

あなたは、私達のどんな小さな罪も赦さないおかたです。小さな罪をおかした時に気づくことができなかったらどうぞ示してください。そして、悔い改めて御前に出ていくことができますように導いて下さい。感謝して主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン


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