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2023年2月16日 ディボーション

ヨエル書 1章


 続くヨエル書は、旧約聖書の十二小預言書の一つで、預言者ヨエルについてはぺトエルの子ヨエルといわれているほかに何もわからないと言われている。解説によるとヨエル書はホセア書より50年以上前に南王国で記されたものだと推測されている。

 その頃は、イナゴが大量発生して農作物が全滅するという災害が起こっていたらしい。何千、何億というイナゴの来襲による農作物の災害は、あのモーセの十戒で、大量のイナゴが空を真っ暗闇に覆いながら押し寄せてくる光景を思いださせた。一瞬のうちに農作物が食いちぎられてしまうさまは実に恐怖を感じさせられた。


 ヨエルはイナゴの災害を通してイスラエルの民に神への悔い改めを求めているのである。15節に注目させられた。「ああ、その日よ。主の日は近い。全能者による破壊の日として、その日はくる。」 ここでいう「主の日」というのは、患難時代がつまり神のさばきがくるということである。すべてが断たれ、喜びも楽しみ消え失せるということである。しかも、倉は荒れ果て、穀物がしなびて、牧場がなくなり家畜がうめいているというのである。その時にヨエルはどうするのかが19節で述べられている。

あなたに、主よ、私は呼び求めます。


 現実に災害は世界中どこかで起こっていることである。地震、津波、異常気象による大寒波、等々は単なる地球温暖化のためで済ませられることだろうか。これこそ、主の日が近いことを意味しているのではないだろうかと自身が思わさられることである。主の日が近いと感じた時にヨエルのように大胆に19節で述べた、「あなたに、主よ、私は呼び求めます。」と呼び求めるようになれたらいいなと示された。


祈り

天の父よ、今日のみことばを感謝します。「主の日」の為にやらなければならないことを自身に示して下さってありがとうございます。感謝して主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン

 


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