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2023年2月10日 ディボーション

ホセア書9章  

 

 ホセア書には、神の愛の確かさ、不変さが描かれている。しかし、この9章では、「イスラエルよ、喜ぶな。諸国の民のように楽しむな。あなたは自分の神に背いて姦淫したからだ。」(1)と記され、章全体に亘って神の厳しい裁きの言葉が記されている。真の神を捨てて偶像を礼拝することは、霊的な姦淫として扱われる。その結果として、神の祝福を失っていく姿が描かれている。

  確かに、もし本当に聖書に記されている通りに神が愛であるならば、愛する相手が裏切り、離れていくことに平然としていられるわけがない。痛み、苦しみ、怒り、それは当然のことだ。この神の激しい怒りの表現は、それだけ神が民を愛していることの現れなのだ。

 変な言い方だが、人間は愛することを止めて次の出会いを求めていくことも出来る。しかし神は愛することを止めることの出来ないお方なのだ。神の愛は、永遠不変である。

 

 神は、ホセアに姦通する妻を愛するように命じる。それはホセアにとって塗炭の苦しみであろう。そんな酷いことを命じられる神は怖いと思うだろうか、ホセアが可哀そうだと思うだろうか。

 この出来事に込められている神のメッセージは、神は、何度も何度も神を裏切り続ける人間を、それでもなお愛し続けるという、神の愛の永遠不変さを伝えているのだ。

 そして、その愛と義を貫くために、神は、このような人間のすべての罪を御子イエスに負わせ十字架で裁くことによって、ご自身の愛と義を貫徹されたのだ。

 私たちは、この9章に記されている神の怒り、裁きのことばを通して、私たちは神の愛を知る。

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