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2022年6月15日 ディボーション

イザヤ書 46章


真の神は、「運んでくださる神」である。

偶像の神は、「運ばれる神」である。


「ベルはひざまずき、ネボはかがむ。」この「ベル」とか「ネボ」というのは、聖書解釈によるとバビロンの偶像の神々の名前であると言われている。当時バビロンには50もの偶像の神々があり、その主神がマルドゥークで、それの別名が「ベル」であったといわれた。「ネボ」とはベルの息子のことである。


 1節と2節によると、偶像の「運ばれる神」は、いざというときに何の役にも立たずに、お荷物なったり、疲れた動物に運ばれたり、人を救うことができないということである。

 イエス・キリストを知らない多くの人々は、今でも偶像にひれ伏し、ひざまずいて、引っ越しするたびにそれを運んでいるのである。一日も早く「運ばれる神」の偶像から、「運んでくださる神」である真の神に立ち返られるように祈るばかりである。


 それに対して、真の「運んでくださる神」は、3節と4節で語られている。

「ヤコブの家よ、わたしに聞け。イスラエルの家のすべての残りの者よ。胎内にいたときから担がれ、生まれる前から運ばれた者よ。あなたがたが年をとっても、わたしは同じようにする。あなたがたが白髪になっても、わたしは背負う。わたしはそうしてきたのだ。わたしは運ぶ。背負って救い出す。」

 何と幸いなことでしょうか。私達が年をとって、白髪になって、よぼよぼになっても運んでくださると言われるのだ。それだけでなく、背負って救い出すとまでいわれるのだ。私達の人生の終わりの時まで、神は、共にいてくださり守ってくださるということである。感謝なことである。


 背負うということばで、「あしあと」の詩が思いうかんできた。

「主よ。わたしがあなたに従うと決心したとき、あなたは、すべての道において、わたしとともに歩み、わたしと語り合ってくださると約束されました。それなのに、わたしの人生のいちばんつらい時、ひとりのあしあとしかなかったのです。いちばんあなたを必要としたときに、あなたが、なぜ、わたしを捨てられたのか、わたしにはわかりません。」主は、ささやかれた。「わたしの大切な子よ。わたしは、愛している。あなたを決して捨てたりはしない。ましてや、苦しみの時に、あしあとがひとつだった時、わたしはあなたを背負って歩いていた。」

 この詩は、私自身に語られた時があった。人生で一番辛い時に、神から捨てられたと思ったことがあった。その時は、神が、私を見離さずに、見守って、背負ってくださっていたということが全く考えられなかった。でも、今は、私の信頼するお方は、私を決して見離さず、これからもずっと背負い続けて運び続けてくださるということを確信させてくださったのである。



祈り

愛する天の父なる神さま。

いつも、どんな時も、共にいてくださり、見離すことなく、背負ってくださり、また、運び続けてくださっているということを確信させてくださってありがとうございます。すべてをお委ねいたします。人生の末路まで、あなたと、共に歩み続けていけますようにお祈りします。

感謝して主イエスキリストの御名によってお祈りします。アーメン

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