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2024年2月18日 ヨシュア記2章

 ヨシュア記2章は、約束の地を占領するために最初に戦わなければならないエリコの町に、二人の偵察者が遣わされたことと遊女ラハブの助けが記されている。ヨシュアも以前カナンの偵察のために遣わされた一人であった。その時の経験(民数記14:7~8)を思い出して、信仰の深い2人の偵察者を慎重に選んだことだと思う。


 この二人がラハブという遊女によってかくまわれたことが述べられている。ラハブも命がけでこの二人をかくまってくれたと思う。なぜそこまでと思うところだが、このラハブこそ、主を畏れ、主こそ唯一の神であることを知っていた遊女であったのだ。彼女は、主が、イスラエルにこの地を与えられたこと、葦の海での出来事、エモリ人の王を凄絶されたことなどを2人に語ったのである。彼らは、とても感動したことでしょう。ラハブの誠実さをみせられたのである。


 そして、ラハブは自分が彼らに誠意を尽くしたのだから、彼らにも誓ってほしいことを語ったのである。それは、彼女の家族、一族のいのちを死から救いだすことである。


 2人の偵察者は自分たちを逃がしてくれたラハブの一家を救う為にいのちをかけて誓うのである。この地に入って来た時のために、窓に赤いひもを結びつけること、家族、一族全員をラハブの家に集めておくこと、そして、自分たちのことを誰にもしゃべらないこと。彼らもラハブに誠実と真実を尽くそうと約束するのである。


 2章をとおして心に留まったのは、遊女ラハブと二人の偵察者のお互いの誠意と真実を示しあうことは、大きな信頼関係に結びついていくことになるということである。教会の信徒だけでなく、夫婦、子供、友人、人間関係すべてにあてはまることではないだろうか。



 愛する天の父なる神さま。今日の御言葉を感謝します。主がなさったことを何一つ忘れずに、常に主を畏れ、主の御言葉にとどまっていくことができますように導いてください。そして、どんな人とも、主の御名によって誠意と真実をもって接することができますように助けてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン。


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