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2024年8月16日 列王記第一17章

『預言者エリヤの奇跡』


 ティシュべ人の預言者エリヤは、北イスラエルの歴史上最も最悪の王様アハブの時代に現れ、偶像崇拝をする彼らに対して預言活動を行い、このような奇跡を起こしました。


 アハブ王の妻は異国から嫁いだイゼベルで、自分が崇拝する母国神バアルをイスラエルに持ち込み、王や民衆にバアルを拝むように仕向けます。そんな彼らに、エリヤは、「私が仕えているイスラエルの神、主は生きておられる。私の言葉によるのでなければ、ここ数年の間、露も降りず、雨も降らない。」(1節)と言いわたし、彼の言葉の通り、3年間雨も露もない干ばつが続きました。


 その後、神から「ここを去って東へ向かい、ヨルダン川の東にあるケリテ川のほとりに身を隠せ。あなたはその川の水を飲むことになる。わたしは烏に、そこであなたを養うように命じた。」と言われ(3、4節)、エリヤは烏が運んでくるパンと肉を毎日食し、その川の水を飲んで生活しました。


 そのうちに、川が枯れると、主のことばがあり、「さあ、シドンのツアレファテに行き、そこに住め。見よ。わたしはそこの一人のやもめに命じて、あなたを養うようにしている。」と言われます。(9節)ここでも奇跡が起こります。エリヤは、一人のやもめに、自分にほんの少しの水と一口のパンを持って来てくださいと頼みます。すると、やもめは、母一人子一人の母子家庭で、少しの油と粉で最後のパンを焼き、それを食べて死のうとしてしていたのです。エリヤはおそれることはないとなだめて、主が雨を地のおもてに降らせる日まで、かめの粉は尽きず、その壺の油はなくならないとイスラエルの神、主が言われると預言をします。(13、14節) 


 エリヤがこのやもめの家に滞在中に、この家の女主人の息子が病気になり死んでしまいます。(17節)彼女はエリヤに「神の人よ、あなたはいったい私に何をしようとされるのですか。私の咎を思い起こさせるため、私の息子を死なせるために来られたのですか。」と詰め寄ります。(18節)子を失ってしまった母親は自分の悲しみをどうしてよいのかわかりません。すると、エリヤは子供を自分の部屋に寝かせて主に祈ります。「私の神、主よ、どうか、この子のいのちをこの子のうちに戻してください。」。主はエリヤの願いを聞かれたので、こどものいのちがその子のうちに戻り、その子は生き返った。(21-22節)。エリヤがその子をその子の母親に渡すと、彼女は、「今、私はあなたが神の人であり、あなたの口にある主のことばが真実であることを知りました。」と言った。


主の祈り:主の御言葉通りに、預言者エリヤは、烏に養われ、食料に欠くことなく生活することが出来ました。神に従う者は、どんな境遇下にあっても、神様に守られていることを改めて知らされました。あなたの御言葉を感謝します。主よ、どうか、いつも私たちと共にいて下さい。葡萄の枝のようにあなたにつながっていることができますように。イエスキリスト様の御名によって感謝して祈ります。アーメン



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