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2022年1月9日 ディボーション

詩篇第五巻 130篇


 詩篇130篇は宗教改革で有名なマルティンルターや、聖化を重視したジョンウエスレ-達

にも愛された詩篇だと言われている。なぜなら、それはこの歌が旧約の時代から「豊かな贖いがある」ことを明確に示しているからではないかと言われている。ルターは、この詩篇130篇をもとにして賛美歌258番「貴きみかみよ、」を創作している。ちなみに「神はわがやぐら」と共に、宗教改革から生まれたルターの不朽の作品と言われている。


 詩篇130篇は、バビロン捕囚から帰還して神殿を建て直して礼拝を回復した喜びの歌と異なって、深い淵から主を呼び求める罪の悔い改めの叫びである。作者はどんな深みの淵に入ろうとも、神は聞いて下さるお方であるということを知って呼び求めたのである。


 そして5節では主を待ち望み、最後の6節以降で豊かな贖いで結んでいる。主を呼び求めること、それは自分に不義がある立場であっても謙遜になり主を呼び求めていけば主が、赦してくださるということである。主を呼び求めたら、次は主を待ち望むのだ。今風にいえば、夜勤の警備員が夜明けを心細く待つというのではなく、それにまさって主を待ち望むということである。つまり作者は、主によって希望に満ちた夜明けは必ずくると信じて主を待ち望んだのだ。作者は、主を呼び求め、主を待ち望んで祈ったら7節のみことばを悟ったのである。

「主には恵みがあり 豊かな贖いがある。」一部抜粋 


 豊かな贖い、それこそ新約のイエス様の十字架である。そこを、マルチンルターとジョン

ウエスレーが示していたことではないだろうか。私達クリスチャンも決して忘れてはいけないイエス様の十字架、そこに私達の罪の赦し、恵み、贖いがあるのだ。この作者が深い淵から主を呼び求めるように私達もどんな時にも主を呼び求めていくことである。どのような深い淵にいても神に届かないことはなに一つもない。神はすべてをできるお方だから。アーメン


マルティンルターの作詞、作曲した不朽の作品、賛美歌258番「貴きみかみよ」一番のみ


貴きみかみよ  悩みの淵より


よばわるわが身を かえりみたまえや。


み赦しうけずば きびしき審きに


たれかは堪うべき  


祈り

ハレルヤ!主を賛美します。

神様、あなたの恵み、豊かなイエス様の贖いを心から感謝します。今日もこれからもずっとそのことを覚えて祈っていくことができますように。主イエスキリストの御名によってお祈りします。アーメン


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