top of page
  • hccnichigo

2022年12月2日 ディボーション

更新日:2022年12月2日

エゼキエル書 第44章


 第44章では、おもに祭司に関わる律法が書かれています。祭司になれるレビ人ですが、イスラエルにおいて偶像礼拝に走ったレビ人と、その中において、信仰を守ったツァドクの子孫が祭司として神に近づくことが出来ると神は宣言されます。「レビ人であって、イスラエルが迷った時、偶像を慕い、わたしから迷い出て、遠く離れた者は、その罪をおわなければならない」(10節)。しかしツァドクの子孫であるレビの祭司たち、すなわちイスラエルの人々が、わたしを捨てて迷った時に、わが聖所の務めを守った者どもは、わたしに仕えるために近づき、脂肪と血をわたしにささげるために、わたしの前に立てと、主なる神は言われる」(15節)


 では、レビ人とはどういう人物なのでしょう。ヤコブの妻レアの第三子レビに由来する部族ですが、出エジプト以降、契約の箱の運搬、そして幕屋や聖所での奉仕を担ようになっていました。そして、同じレビの子孫の中のアロンの家の監督下に奉仕するようになりましたが、ダビデ、ソロモン時代に入って、定められた場所での神殿礼拝が確率され、幕屋運搬や組み立ての用が必要とされないようになると、多くのレビ人は、祭司として用いられるようになりました。


 神様は、聖なる存在であり、祭司は、イスラエルの民が聖であるように、聖性の維持に努めることに重きがおかれていました。神の宮、教会に仕える働きは、信仰による働きであり、教会の奉仕には、教える働きのみならず、それこそ、卑しいと思われる奉仕もあります。しかし神は、その宮の働きにおいて、どの奉仕も「心に割礼を受けている者」、信仰を持っている者がするように定められています。 どの奉仕も、祈り心をもってなされることが重要で、たとえ会堂掃除であれ単純な準備であれ、神の栄光を現すように、と信仰と祈りを持って、心からなされる時に、それは来会者の心を打つような働きになるのではないでしょうか? 

「何をするにも人に対してではなく主に対してするように心からしなさい。」 (コロサイ人への手紙3:23)


 28節以降は、祭司の生計について語られており、祭司は、常に神のことに集中してその務めを果たすことが本分であるという観念に基づいて、彼らの働きは、捧げものによって支えられなければならないとされていました。祭司を支援し、神の働きに向かわせることは、神の民の責任であると同時に、神の民の特権であり、またそれが神の民の祝福となって帰ってくる。奉仕もささげ物も重要な務めであると心得て、神の家に仕える信仰者でありたい。


神様が忌み嫌う偶像礼拝に陥らないように、又、イエス様を知らずに偶像礼拝をしている人を、イエス様に導けるよう、聖霊様の助けをかりて、祈り、伝道出来るよう、神様、どうか、私たちを見守って下さい、導いて下さい。


 祈り:天に御在天の父なる神様、あなたに信頼します。私たちの言葉にならない叫びを、聖霊をもって執り成して下さることを感謝します。いつも私たちと一緒にいて、恐れるな、たじろくなと言われる神様、感謝します。アーメン

閲覧数:35回

最新記事

すべて表示

2022年12月31日 ディボーション

ダニエル書 9章 『御心ならば』 ダニエルはエレミヤの預言により、捕囚が70年間であることを知り、あと3年でその期間が終わることを悟った。と同時に、同胞が犯してきた罪に思いを巡らせた。イスラエルの民が幾度となく神さまを裏切ったこと、偶像崇拝で聖都を汚したこと、エルサレム神殿を荒廃させてしまったこと、なにより神さまが用意してくださった悔い改めのチャンスを受け取らなかったこと。 「そこで私は、顔を神で

2022年12月29日 ディボーション

ダニエル書7章 『ダニエルの見た夢』 ダニエルの見た夢は、4頭の大きな獣であった。2章でネブカドネツァル王が見た像の夢と似通った幻である。第1の獣は獅子のようなもの、第2の獣は熊に似たもの、第3の獣は豹ににたもの、そして第4の獣は大きな鉄の牙を持った恐ろしく不気味なものであった。それは、地上にいる獣と比較することができないほど恐ろしく、最強で、ものすごかったのである。まるで黙示録の中にいるようだ。

2022年12月26日 ディボーション

ダニエル書4章 『聖霊によって変えていただく』 アイゾン直子 ネブカドネツァル王は、数々の奇跡を目の当たりにした結果、イスラエルの神を褒めたたえるようになりました。しかし、唯一の神として認めることはできませんでした。彼は自分が神に等しい者と思っていたのかもしれません。そんな栄華を極めた生活の中、彼はある夢を見ます。そしてその不可解な夢を恐れた王は、呪法師や呪文師、占星術師たちに話しますが、誰も夢の

bottom of page