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2022年12月20日 ディボーション

ローマ人への手紙14章


『食物規定と神の国』


 この14章は、たとえ信仰上の土台の問題で闘っても、信仰生活上の些細な事で争うなです。この信仰生活の些細な事とは食物規定であるとユダヤ人の中のユダヤ人、厳格な旧約規定を守っていたパウロが語るのです。

 さて来年の2月に念願のイスラエル旅行に行く、現地で調べたい一つに食べ物の事があります。イスラエルでは、血の滴るレア・ステーキは食べられずに牛肉は、血抜きして塩漬けの美味しくない牛肉だと聞きました。これは食物規定からの文化で信仰生活上の事柄です。まして豚肉なんぞ、とんでもないダメダメ、レビ記の食物規定11章3節「動物のうち、すべてひづめが分かれ、完全にひづめが割れているもので、反芻するもの。それは食べてもよい。」7節抜粋「豚。これはひづめが分かれているが、反芻しないので、あなたがたには汚れたものである。」

 なぜ反芻なのか、どうやらそれはみことばを食べて繰り返すことにもつながっているようです。さて本当に血の滴るステーキは売って無いのか? イスラエルのスーパーマーケットで調べてみたい課題のひとつ。

 また、ユダヤ教だけでなく、キリスト教の中でも食物規定を守る宗派もいる。例えば友人のセブンスデー・アドベンティストは菜食主義、ノンアルコール、土曜の安息日礼拝を厳守している。しかしユダヤ教、今のイスラエルの正統主義者の家は、さらに徹底的に、もっと厳しいと言う。本当かどうか、皿洗い機が2台あって、間違って、食物規定にある例えば、朝食の乳製品と夕食の肉が混ざらないようにと、用心のために2台目の皿洗い機で別洗いをするほど徹底していると言う。異邦人の自分から見ると笑い話だが、初代教会ローマの家の教会では、ユダヤ教から改宗してきたこのような、規定に厳しいユダヤ人、食物規定で育ってきたユダヤ人と全くそのような規定を知らない異邦人が混ざっていたことだろう。

 そこで、一体全体、何が神の国で重要なのか、と言うのがこの14章に記されている。ローマ書14章17節「なぜなら、神の国は食べたり飲んだりすることではなく、聖霊による義と平和と喜びだからです。」20節「食べ物のために神のみわざを台無しにしてはいけません。すべての食べ物はきよいのです。しかし、それを食べて人につまずきを与える者にとっては、悪いものなのです。」

 クリスチャンの中には、食物規定だけでなく、信者たる者がお酒を飲んではいけない、あれはしてはいけない、これもと主張する方もいる。さらにもっと進んで聖霊を受けるには異言を話さなければならないと信じる者もいる。そうして周りを見て、それが出来ていない者を裁いてしまう。これは生活上の些細な問題ではないだろうか。信仰の弱い、強いは食物規定や行いには全く関係なく、全ての人に主の恵みが注がれているので、生活上の信仰の弱い人がつまずかないように助け合うこと、霊的な成長に役立つことを追い求めなさいとパウロさんはローマの家の教会だけでなく、今のクリスチャン全てに語りかけているのです。

 マタイ15章17〜19要約「汚れている物は、口に入る物ではなく、口から出るもの、それは心からで、悪い考え、殺人、姦淫、淫らな行い、盗み、偽証は心から出ている。」

 確かに口に入れる物ではなく、口から出る言葉が人の心を刺してしまうのですね。

ゼパニア書3章17節「あなたの神、主は、あなたのただ中にあって救いの勇士だ。主はあなたのことを大いに喜び、その愛によってあなたに安らぎを与え、高らかに歌ってあなたのことを喜ばれる」と。」

 私たちの主イエスは聖霊として私たちの中にあり、その愛、神のDivinityによって平安を全ての人に与えてくださるのです。

祈り

 主の与えてくださった助け主、聖霊が私たちの心に力を与え続けて下さる事に感謝いたします。我々の信仰は弱い基盤に立っておりますので、どうか私たちの、か弱い信仰を支えて、霊的な成長をお助け下さい。主の喜びに溢れます信仰生活を送れますように アーメン


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