歴代誌第一4章
『ヤベツという人』
彼がどのような家庭で、どのような中に生まれ育ったのか、聖書はその詳細を明らかにしていない。でも、彼は系図の中に挟まれながらも「最も重んじられた」人として、ここにたった2節分だが、特別なインパクトを残して記されている。
ヤベツが生まれた時から、何か痛みがあったのだろう。「痛み」「悲しみ」という意味が込められた名前にある生涯を、彼は自ら背負って生きてきたのだ。
苦しかったこと、辛いこと・・・、たくさんあっただろう。
そのような彼の祈り(10節)は、とっても切実且つ大胆だ。
「私を祝福してください。」「もうこれ以上、痛みを味わうことのないようにしてください。」
「神は彼の願ったことをかなえられた。」(10節)
このように大胆に神様に求めてよいということ、神様は私たちの切実な叫びを決して無視しない、ということをこの箇所を通してリマインドされる。
私たちの神様は、祝福の神様なのだ。
だから私もヤベツのように、祝福の神様を大胆に呼び求めたい。
ヤベツの祈り
「私を大いに祝福し、私の地境を広げてくださいますように。御手が私とともにあってわざわいから遠ざけ、私が痛みを覚えることのないようにしてください。」アーメン。
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