詩篇第二巻 65篇
『神の恵みに感謝』
今朝、NHKニュースの記事を読み、鳥肌がたった。クレーンで男性をつり上げ、振り回し、川に投げ入れた疑いで、4人が逮捕。
私たちが住んでいる世界は悲惨に満ちている。しかし、目をそむけたくなるほど残酷で陰惨な事件だけではない。悲惨に満ちたこの世界は、神の恵みにも満ちている。
この65篇は、豊かな恵みへの感謝の詩。
まずは、神さまが私たちを選んでくださった恵みに感謝。
「幸いなことよ あなたが選び 近寄せられた人 あなたの大庭に住む人は。私たちは あなたの家の良いもの あなたの宮の聖なるもので満ち足ります。」(4節)
”大庭”は神殿を指し、そこに来る人は神に選ばれた人。私たちが神を選んだのではなく、神さまが私たちを選んでくださった。なんという祝福!
教会(エクレシア)についての書簡、エペソ人への手紙1章4節にも書いている。
「すなわち神は、世界の基が据えられる前から、この方にあって私たちを選び、御前に聖なる、傷のない者にしようとされたのです。」
神さまは、主を信頼した人たちを選び、罪を赦し、教会に集わせてくださる。
また、人間の周りに広がる全世界の中心にいて、信頼の的になり、地の果てにまで目を行き届かせ、世を鎮めてくださる天の父に感謝。
そして、地を満たし、必要なものを与えてくださる神の恵みに感謝。
「あなたは地を訪れ 水を注ぎ これを大いに豊かにされます。神の川は水で満ちています。あなたは こうして地を整え 人々の穀物を備えてくださいます。」(9節)
「荒野の牧場に滴り もろもろの丘も喜びをまとっています。」(12節)
ここで、私はデスバレーの奇跡を思い出した。
カリフォルニアとネバダの州境にあるデスバレー国立公園。ここで起こった事について、TED TalkでKen Robinsonさんがスピーチされた内容が興味深い。
以下、How to escape education's death valley. 日本語訳より抜粋。
”デスバレーは、アメリカで最も暑く、乾いた土地で、雨が降らないから何も育たない。 それゆえdeath valleyと呼ばれている。2004年の冬、そのデスバレーに雨が降った。ごく短時間に180ミリの大雨が降った。そして、2005年の春、あることが起きた。デスバレーが 一面の花で覆われたのだ。この事が示しているのは、 デスバレーは死んではいないということ。ただ眠っているだけなのだ。”
自然の中に神の臨在を示し、素敵なサプライズを見せてくださる天の父。
神の豊かな恵みによって私たちは生かされている。すばらしい御わざへの応答として、心からの感謝を捧げたい。ハレルヤ!
「主を喜ぶことは、あなた方の力だからだ。」(ネヘミヤ8:10)
祈り:
愛する天のお父様。あなたが与えてくださるものすべてに感謝します。私たちは満ち足りています。そのことを片時も忘れずにいられますように。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン
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