- hccnichigo
- 10月28日
『主は堅固なやぐら』
日本では、お金、金銭は不浄なものとしてみられていますが、アメリカの紙幣を見ると、例えば五ドル札の表にはリンカーン大統領の肖像、20ドル札にはアンドリュー・ジャクソン大統領と肖像が続いています、そしてその裏の上の方に 「IN GOD WE TRUST」と神の名によって信頼するとあるのは、お金は不浄とする日本と神の名まであげるアメリカのお金に対する感覚の違いでしょうか。しかしながら、最近のニュースを見ると、アメリカ国内が特に富に対して、国内で対立してしまっているように感じるのは自分一人だけではないようです。
11節「富む者の財産はその堅固な城。自分ではそそり立つ城壁のように思い描いている」 それに対して黙示録3章17節でラオディキアの教会に対して「あなたは、自分では富んでいる、豊かになった、足りないものは何もないと言っているが、実はみじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸であることが分かっていない。」と酷評されています。私たちの愛するアメリカも、神の名を唱えながらも、実は霊的には、かえって建国時よりも、もっと貧しくなっているのかもしれません。
主イエスは、ルカの福音書11章17節で、分断について語っておられます。「しかし、イエスは彼らの心を見抜いて言われた。「どんな国でも内輪もめしたら荒れすたれ、家も内輪で争えば倒れます。」なんと現代のことを指しているようではありませんか。アメリカだけではなく、日本でも初めて女性の総理が選ばれたかと思いきや、国会では、野党と自民党は内輪もめしています。アメリカでも、もっと激しい分裂が進んでいるように思うこの頃です。
それでは、何に私たちは頼るべきなのでしょうか。10節「主の名は堅固ややぐら。正しい人はその中に駆け込み、保護される。」頼るべきものは、富ではなく、主イエス以外にはありません。何よりもまず、神の国と神の義を求めよ。私たちが、目の前の状況に動揺せずに、まず神の義を求める者として生きることを土台にするときに、私たちは分断ではなく、主にあって一つとなり、主に保護され、平安が与えられるとこの箴言から学びました。
さらに、22節「妻を見つける者は幸せを見つけ、主から恵みをいただく。」ちょっと耳に痛い言葉でした、昨日は自分の妻から、これをしなさい、あれもしなさいと言われて、嫌気がさしていた自分でしたが、確かに妻によって幸せを見つけていることを、思い直させてくれた一節でもありました。
祈り
現代の混乱を極めた世、分裂の中に生きる世界の中で、富に頼らず、主イエスの堅固なやぐら、みことばに立つことができますように、そこで保護される者となりますように、また妻に感謝し、主から恵みをすでに頂いていることを忘れることがありませんように、感謝します。アーメン
文:森 宗孝

