top of page
  • hccnichigo

2023年1月8日 ディボーション

コリント人への手紙 第一 5章


 これまでは教会の中の分裂のことを指摘してきたが、5章では「淫らな行い」について述べている。しかもそれは、「異邦人の間にもないほどの淫らな行い」というほどのひどさを強調しているのである。パウロはこのような大事な問題を取り上げずに、違ったところで混乱を深めているコリントの教会の在り方を述べているのです。


 パウロは教会にある「淫らな行い」の問題を直ちに解決するように指摘しています。なぜなら、「淫らな行い」をしている本人が救われるためです。その為にも、罪を罪と明確に示さなければ、彼は悔い改めの機会を失い、主の日に救われないからです。それは、十字架で死なれたイエスさまのためでもあります。イエスさまは、私達の罪のために屠られました。もし、教会が罪人の罪を見逃すならイエスさまの贖いの意味がなくなってしまいます。小さな罪でも大きな悪影響をあたえるので、きっちり取り除くべきことを象徴的に示しています。


 そして、教会の聖さを保つためだと述べているのです。パウロは前の手紙で、「淫らな行い」をする者たちと付き合わないようにと命じていました。でも、それは教会の外の「淫らな行い」をする人たちとのことだと考えていたみたいです。パウロが言ったのは、教会の中にいる「淫らな行い」をする人のことでした。教会は聖い交わりの場であるべきとこです。それゆえに淫行の罪は見逃されてはならないと言っています。その罪が示され、悔い改めがなされて後に、聖い交わりは回復されるということです。


 コリントは港町で非常に繁栄し誘惑の多い所でもありました。そのような町にある教会で、教会の聖い交わりを持ち続けていくことがどれだけ大変だったか、それこそ人間の知恵に頼らず神の力によって鍛錬された信仰の持ち主になっていかなければ多くの誘惑に打ち勝つことができないだろう。


祈り

教会の中で問題が起こった時に、何を優先にしていくか、聖い交わりを持ち続けていくうえで何が大切かを示して下さってありがとうございます。

いつも御言葉にとどまっていくことができますように導いて下さい。感謝して主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン


閲覧数:39回0件のコメント

最新記事

すべて表示

2023年12月31日 申命記15章

「与えるとき物惜しみをしてはならない。このことのゆえに、あなたの神、主は、あなたのすべての働きと手のわざを祝福してくださるからである。」15:10(一部抜粋) 15章は、七年の終わりごとに負債の免除をしなければならないことについての規定が述べられている。その時に、物惜しみをするなら、その人は罪責を負うと宣言されている。そればかりかすべての祝福も得られることができないのである。 「一人ひとり、いやい

2023年12月30日 申命記14章

この章では、食べ物の規定が書かれており興味深いと思った。申命記はイエス様が、人としてこの世に来て下さる前のことだと、心に留めておかなければならないと思う。 聖書に書かれている食べ物分類は神様からの当時の命令で、これを命じる理由が、自分の愛する子どもたち、イスラエルの民を守るためである。この神様の愛は私たちにも一方的に与えられている。受け取るのは私たちしだい。愛しているから守りたい、という神様の気持

2023年12月29日 申命記13章

預言者や夢見る者が現れ、「さあ、あなたが知らなかったほかの神々に従い、これに仕えよう」と言って私たちを誘惑しようとしますが、あなた方の神、主は、あなたがたが心を尽くし、いのちを尽くして、本当にあなたがたの神、主を愛しているかどうかをしろうとして、あなたがたを試みておられます。(1-3節) 続いて、神は、あなたがたの神、主に従って歩み、主を恐れなければならない。主の命令を守り、御声に聞き従い、主に仕

bottom of page