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  • hccnichigo

2022幎7月15日 ディボヌション

ペハネの犏音曞 10ç« 


 互いに際限なく悪い圱響を䞎え続ける状態に陥っおいる䞖の䞭。悪の連鎖が止たらない。もっお行き堎のない怒りや憎しみを他者に向けおも、怒りや憎しみは消えない。自分の内にたたったものを倖に飛び散らすこずによっお、かえっお増幅させ、新たな怒りや憎しみを生む。

 悪に察しお悪を返すこずは簡単だけど、悪に察しお悪を返さない姿勢を保ち続けるのは簡単ではない。でも、悪埪環を断ち切る方法はそれしかない。悪に察しお悪を返さない姿勢ずは、日垞生掻の䞭で小さない善を積み重ねおゆく事ではないだろうか。


 ゞャン・ゞオノが曞いた、『朚を怍えた男』ずいう本がある。か぀おは森林があり、人が䜏む集萜もあったフランスの南東郚。今では荒地になっおしたったその堎所に、ひずりの男が䜏んでいた。圌の生掻は単玔そのものだった。来る日も来る日もひたすら荒地にどんぐりの皮をたく生掻。芜を出したものが党滅するこずもあったが、圌は皮をたき続けた。やがお、圌が怍えた皮は朚ずなり、成長しお森ずなった。森のおかげで土の䞭に氎が保持されるようになり、他の怍物も育ち始めた。鳥も巣を぀くるようになり、小川ができ、人も戻っおきお家を建おお䜏み始めた。圌が晩幎を迎える頃には、か぀おの荒地はすっかり倉貌を遂げ、矎しい自然が埩掻した、ずいう物語。


 人々の心が荒み、毎日のように悲惚な事件が起こる䞖界。私たちに出来るこずは、小さな皮をひず぀ず぀蒔き続けるこずだず思う。む゚スさたがそうであったように。

 良い牧者は、矊たちを呜懞けで守る。む゚スさたは、私たちのためにいのちを捚おおくださった。しかし、「牧者でない雇い人は、矊たちが自分のものではないので、狌が来るのを芋るず、眮き去りにしお逃げおしたいたす。それで、狌は矊たちを奪ったり散らかしたりしたす。圌は雇い人で、矊たちのこずを心にかけおいないからです。」12〜13


 たずえ芪子であっおも、芪友であっおも、人は人の心を守れない。神さたず察話するこずでしか、怒りず憎しみは鎮められない。

 やり堎のない憎悪に苊しんでいる人が、神さたのもずに導かれ、守られたすように。神さたに愛されるこずで、癒されたすように。そしお、怒りず憎しみの゚ネルギヌを人に向けるこずなく、良いものを生み出したり発展をもたらしたりする゚ネルギヌぞず倉えられたすように。䞻む゚ス・キリストの埡名によっお祈りたす。アヌメン

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