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2022年12月24日 ディボーション

ダニエル書 2章


『神さまにより立つ』


 バビロンの王、ネブカデネザルは独裁者の暴君だ。自分が見た夢に心が騒いで不安になり、夢の解き明かしができる者を探した。呪術師や各界の知者を招集し、まずどんな夢を見たのか当ててみろと命じた。夢の内容を話さず、王が見た夢を当ててみろなど、到底無理である。なのに暴君は、夢を当てることができなければ、知者たち全員を殺すというのである。


 1章に遡ると、囚われの身としてバビロンにいるユダの少年ダニエル。捕虜の中でも血筋が良く、ルックスが良く、頭脳明晰な若者を選び、バビロン式に教育しようとした。その中にダニエルも含まれていた。

 欄外で思う。

 イエスさまなら血筋や容姿なぞ関係ない。エリートなんて選ばないのにな。「取るに足りない者や見下されている者、すなわち無に等しい者を神は選ばれたのです。」(Ⅰコリント1:28抜粋)

 本題に戻る。ネブカデネザルはダニエルたちに王の食べるごちそうやぶどう酒与え、厚遇しようとした。

 それをダニエルは信仰のゆえに丁重に断った。暴君に逆らうなど、すぐさま処刑されてもおかしくはない行為だ。

 私も人の好意を辞退するのが苦手だ。もういくつ寝るとお正月。日本の風習には、クリスチャンではあり得ないこともある。でも良かれと思って親切にされると、断りきれなくなることもある。

 はっきりと、神さまの側に立ちきって行動する時、神さまは必ず最善に働いてくださる。


 2章の夢の解き明かしの無茶振りでも、ダニエルは神さまにより頼み、あわれみを乞いた。そして自分の同胞の仲間にそれを知らせて一緒に祈った。

 マタイ18:20のイエスさまのさとしと同じだ。

「二人か三人かわたしの名において集まっているところには、私ものその中にいるのです。」

  こうも言われる。(同18:18)

「何でもあなたがたが地上でつなぐことは天でもつながれ、何でもあなたがたが地上で解くことは天でも解かれます。」


 神さまはダニエルを助け、明かしてくださった。ダニエルは真っ先に神をほめ讃え、賛美をした(20〜23節)。

 神に栄光を帰してから次の行動をすること、この順番はものすごく大切だ。

 ダニエルはようやくネブカデネザルに夢の解き明かしをした。バビロン王国と近隣の国々の覇権争いについてだ。そして、「天の神は、永遠に滅ぼされることのない国を起こされます。」(44節要約)と、天の御国を告げた。

 ネブカデネザルはひれ伏してダニエルに答えた。

「あなたがたの神こそ、神々の中の神、王たちの主、また秘密を明らかにする方であるに違いない。」(47節抜粋)

 独裁者の暴君が、これほど従順になれたのも、神さまの働きに他ならない。


 すべての主権が神さまにあり、神さまにより頼むとき、神さまは善きにはからってくださることを感謝します。今日も守ってくださってありがとうございます。インマヌエル、降誕を感謝してイエスさまのお名前で祈ります。アーメン


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