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2022年10月15日 ディボーション

使徒の働き24章


『死後、天の御国』


「また私は、正しい者も正しくない者も復活するという、この人たち自身も抱いている望みを、神に対して抱いています。」(15節)

 この聖句を読んで気がついた。ずっとパウロの伝道のようすをディボーションしてきたつもりだったけれど、私は大切な視点を見落としていた。「イエスさまの再臨と死者の復活、最後の審判」についてである。天の御国への期待である。

 パウロの伝道は、イエスさまのみことばや十字架と復活を語るだけでなく、人の死後の救いと来たるべき御国への希望を語り伝えるものだったのだろう。

 パウロの時代の人々の地上生活は厳しかった。戦争や迫害、病気や貧しさ、寿命だって今の半分くらいだ。争いも病も心配ごともない、永遠の命と喜びにあふれた天の御国こそが神さまのご計画。パウロは復活信仰こそを伝道した。

 使徒の働きを読み返してみたら、1章11節で天使が使徒たちに再臨を告げている。

「あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行くのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになります。」

 昨日の23章6節でも、パウロは死後の復活を下記のように呼びかけている。

「私は死者の復活という望みのことで、さばきを受けているのです。」

 

 私は、私が死んだ後のことは神さまに全てゆだねているからと、再臨も復活も最後の審判も自分ごととして考えたことがなかった。地上の生活が恵まれていて、天の御国にこそ本当の幸せがあるという希望の実感が薄かった。

 私たちの歴史は超大国や独裁者によって進んでいるのではなく、神さまの導きのもとで、天の御国の完成へ至るのだ。

 自分の死後を神さままかせにして思考停止してしまうと、イエスさまの十字架の意味をも軽んじてしまうかもしれないと反省した。


 神さま、天の御国のご計画に向き合ってこなかった私をお赦しください。気づかせ、導いてくださってありがとうございます。

 いと高き天で、栄光が神にあるように。地の上で平和がみこころにかなう人々にあるように。(ルカ2:14)

 イエスさまのお名前で、感謝して祈ります。アーメン

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