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2022年10月12日 ディボーション

使徒の働き21章


「パウロの決意」


 エルサレムへの帰路、カイサリアでアガポという名の預言者がパウロの苦難を預言したのである。そして、同行していた者たちは泣きながらエルサレム行きを止めようとした。だがパウロは13節で(一部抜粋)「あなたがたは、泣いたり私の心をくじいたりして、いったい何をしているのですか。私は主イエスの名のためなら、エルサレムで縛られるだけでなく、死ぬことも覚悟しています。」と答えている。パウロが聞き入れようとしなかったので、一同は「主のみこころがなりますように」と言うことしかできなかったのである。だれが何と言ってもパウロの決意はいよいよ頂上へと向かっているのである。


 エルサレムに着くと、小アジアから来たユダヤ人がパウロを見つけ大騒動を起こしたのだ。預言者アガポの預言した通りになったのである。その発端は、パウロが民と律法とこの場所に逆らうことを教えていると言ったのである。さらに、ギリシャ人を宮の中に連れ込んだと嘘の発言をしたのである。当時は、如何なる外国人も聖所に入ってはいけないことになっていて、捕らえられたら死罪になると言われたそうだ。町中が大騒ぎになり、パウロを神殿の外に引きずり出したのである。危うい所をパウロはローマの千人隊長により救われたのである。


 エルサレムの混乱状態や不当な逮捕の中でも、主なる神はパウロを守り導いておられるのである。また、パウロは大変な混乱の中でも千人隊長に、「この人たちに話をさせてください。」と頼んだ。すると公正を求める千人隊長はこのパウロの頼みを許すのである。千人隊長も神に用いられる人物で尊敬されるに値する人であろうかと思わされた。


 何かを決意することは大きな責任が伴う。時にはリスクも伴う事がある。だが、それを導いてくださるのは、主なる神のみである。常に私たちの背後で守ってくださっておられるのです。



天の父なる神さま。あなたの尊い御名をほめたえます。この21章から、パウロの宣教の決意を知ることができました。今日もあなたのみ教えを心にとめて歩ませて下さい。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン


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