top of page
  • hccnichigo

2021年3月4日ディボーション

歴代誌第一17章


『ダビデの神殿建設の願い、序章』


●語られたこと:


 歴代誌の作家は祭司であるエズラではないかと言われている。故に、この章はエズラにとっても重要な箇所だったと思う。

 ダビデが、預言者ナタンに神の為に神殿を建てたいと相談するところから始まる。そして預言者ナタンは神に語られる。その中に新約聖書時代にもつながる重要な箇所が出てくる。

 「あなたの日数が満ち、あなたが先祖のもとに行くとき、私はあなたの息子の中から、あなたの後に世継ぎの子を起こし、彼の王国を確立させる。(11節)」この世継ぎはダビデの子ソロモンを指している。そしてこう続く。

「彼はわたしのために一つの家を建て、わたしは彼の王座をとこしえまでも堅く立てる」(12節)ソロモンは後に神殿を建築する。しかし、神がここで語られた家とは物質的は家だけを指すのではなく、新約聖書時代につながる、主の御子であるイエスキリストを中心とした主の王国。主につながる一人一人が心の中にはっきりと持つことができる信仰の家を示しているのだと語られた。確かに、今私の心の中にも主の家はある。主の家があり、そこに集うことができることの恵みを心から感謝している。なぜならその家にはいつも平安があるから。


「我が神よ。あなたはこのしもべの耳を開き、しもべのために一つの家を建てると告げられました。それゆえ、このしもべは御前で祈る勇気を得たのです。」(25節)

 ダビデのように耳を開き、主が私たちに語ろうとしてくださる事を今日も、一言も落とす事なく聞きたいと思った。それには、一人静まり、主としっかり向き合う時間が大切だと改めて気付かされた。

 異邦人である私であるが、主の恵みによって主の家の一員とされた。その家の家族、兄弟姉妹と共にこれからも主の家の住人を増やしていきたい。それが主の望みだから。


●祈り:

 天の父なる神様。今日も兄弟姉妹と共に祈る時間を与えてくださりありがとうございます。コロナ禍と言う現場でありますが、これもあなたの御計画。あなたの御心が分かるよう、どうぞいつも語りかけて下さい。そして、あなたにつながる枝が増やされるよう、どうぞ私を用いてください。イエス様のお名前によって御前にお捧げいたします。アーメン。

閲覧数:21回

最新記事

すべて表示

2021年12月31日 ディボーション

詩篇第五巻 121篇 『主はあなたを守る方』 今、不安な日々を過ごしている人、深い悲しみに打ち沈んでいる人、思うようにならなくて焦っている人、どれほど頑張っても満足が得られない人、悲観的なものの見方しかできない人、過去の傷の痛みを引きずったままの人、怒りの感情をうまく処理できずに苦しんでいる人、自分は誰かの重荷でしかないと感じる人、この世から消えてしまいたいと思っている人たちへ、聖書の御言葉が伝わ

2021年12 月30日 ディボーション

詩篇第五巻 120篇 “Lord, Fill Us With Your Truth!” 詩篇120篇は、120篇から134篇までの15の詩篇のうち、「都上りの歌」と呼ばれる詩篇の最初のものです。英語の"Ascents "という言葉は、「高いところへの旅 」という意味です。 非常に短い詩編ですが、基本的には4つの部分に分けることができます。1節では、過去にヤハウェがどのように祈りに答えてくださったか

2021年12月29日 ディボーション

詩篇第五巻 119篇 「主よ 私の叫びが御前に近づきますように。あなたのみことばのとおりに 私に悟り を与えてください。」(169節) 誰でも災難に遭うのが分かっているのに、それに向かって進むのは嫌だ。しかし信 仰によって立つと言うことは私の不安は二の次にして、主が守ってくださる事を信じて 突き進むことにあるのだと思う。 『前科者』と言う新米保護師のドラマを見て、同じ社会奉仕をしていた祖父の事を

bottom of page