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2021年2月7日ディボーション

Ⅱ列王記25章 


 とうとう列王記の最終章まで来た。18章では北イスラエル王国の滅亡が記されていたが、南ユダ王国は、その136年後、BC586年に神殿が完全に破壊され、民はバビロン帝国の捕囚となって引かれていくことになった。

 目の前で北王国が滅亡したのを見ながら、136年の猶予期間がありながらも南王国は悔い改めることがなかった。

 この歴史が、聖書の中に記されていることの意味は何だろうか? 何のために、神は聖書にサムエル記や列王記、歴代誌のような歴史の記したのだろうか。

 現代に生きる私たちが列王記を読むとき、二つのことを示されると思う。一つは、人間とは、かくも神に逆らう者なのだという事。気が滅入るような気にもなるが、まさに自分の姿を描き出しているようだ。

 さらに、そのような人間を、それでも永遠に変わらない愛をもって愛し続ける神の真実が描き出されている。

 人間の罪深さと、神の真実が浮き彫りにされる。まさに「悔い改めて、福音を信じなさい」と言われたイエスのことば、そのままだ。 

 私たちは、絶えず立ち返ることを必要とする人間であり、またその者を無条件で受け入れてくださる父の愛がある。その根拠は、私たちのその罪を負って十字架にかかってくださったイエス・キリストの救いにある。

 歴史書を読むごとに、私たちは、主の十字架の恵みの深さを知るようになるのだ。それこそがこの歴史書が聖書に記されている意味なのだと思う。

 歴史を支配され、導かれる主の御名を崇めよう。

語られたこと:

 人間の、そして自分の罪の性質というものが嫌というほど突きつけられる、しかし、それにまさる神の恵みがある。今日も主の十字架を仰ぎ見て、主を賛美しつつ歩みたい。

祈り:

 天の父なる神さま。私たちが、今日も神の恵みに生かされていることに感謝します。あなたの真実は、永遠に変わることはありません。どうか私たちが、主と共にその道を真っすぐに歩むことができますように、導いてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン

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