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2020年9月28日ディボーション

ルツ紀 1章

「神の目に正しいこととは何か?」


学んだ事

 ルツ紀は4章しかない短い記録です。時代はちょうど士師記の前般の時代。飢きんがあったのでエリメレクは神様から与えられた約束の地を捨て、妻のナオミと二人の息子マロンとキリオンを連れてモアブの野に寄留者として住んだ。

 エリメレクはその地で亡くなった。息子二人はモアブ人の女から妻をめとった。その名はオルパとルツ。しかし、その息子たちも結婚生活10年の後、子どもを残すこと無く亡くなってしまった。

 なんとかわいそうな家族であろうか。神様はなんと酷い・・・と思うかもしれない。しかし、亡くなった人々はそれぞれに罪を犯していた。

 父のエリメレクは主の約束の地を捨てた。彼は主の約束の地にとどまって、主に祈り求める事が本来は必要だった。しかし肉の欲求の方が優ってしまい、約束の地を捨ててしまう。そして最悪の土地に移り住んでしまう。

 なぜモアブは最悪の地なのか? それは創世記の時代にさかのぼる。創世記19章30~38節にその理由を見る事ができる。ロトの二人の娘は子孫を残すために父親に酒を飲ませ身ごもる。姉の産んだ子がモアブと言いモアブ人の先祖。妹の息子はベン・アミ、アンモン人の先祖となる。

 つまり近親相姦でできた民族で、主は近親相姦を罪深いこととされ、彼らが子を生み出さないようにされた。そして申命記23章3節にモアブ人が主の集会に加わってはいけないと書いてある。それは主が決めた掟を破った民だからです。息子たちはモアブ人と結婚すべきではなかったのです。彼らの肉の欲求が優ってしまった結果、主の目に良いとされないものは必ず滅ぼされる事がここに記されていました。


祈り

 天の父なる神様。主がお決めになった立法は私たちが平和に過ごすための決まりごとです。記録として今まで残してくださりありがとうございます。残念な事に、つい私の都合で行動を起こし、主の教えから外れてしまう事があります。何か判断をしなければいけない時、どうぞあなたが隣で導いて下さい。弱い私の心を律して下さい。私の思いとは違う結果がある時は、どうぞ私たちが貴方の御心を受け入れらるよう広い心を備えて下さい。アーメン。

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