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2020年12月27日 ディボーション

旧約聖書 列王記第一 5章

「One team — 私たちは一つ」


学んだ事、語られたこと。

「今私は、私の神、主の御名のために神殿を建てようと思っています。主が私の父ダビデに、『わたしがあなたの代わりに王座につかせるあなたの子、彼が私の名のために家を建てる』と言われた通りです。」5節


 人は平安な暮らしがある時に、それが主の恵である事を忘れがちである。私もその一人。しかし主の知恵を授かったソロモン。彼は主が父に語ったこ事を成就するべく、父なる神の為に神殿を建てようとする。この章はその詳細が述べられている。

 「あなたの日数が満ち、あなたが先祖と共に眠りにつくとき、わたしは、あなたの身から出る世継ぎの子をあなたの後に起こし、彼の王国を確立させる」(サムエル紀第二7:12)。

 サムエル記でこのように語られる世継ぎはソロモン、そして、その後ずっと後に続くイエス様を示している。

 パソコンで言ったらソロモンが神殿、ハードを作り(パソコンの形、外側のデザイン)、そしてイエス様がパソコンを動かすブレイン、ソフトだ。ブレインがなければ外側がいくら美しても動かない。またハードを作る為に、ソフトを動かす為に沢山の部品がいる。ちなみにその部品の一部は日本の下町の中小企業が担っている。日本の技術開発力は本当に世界に誇れる物である。

 シリコンバレーでほとんどのパソコンのハードやソフトのデザインが行われるけれど、地中海に面するツロの王ヒラムからレバノン(シドン)の木材、石材を集めたように、今のパソコン作りも世界各国に必要な物を作ってもらっている。国境を越え、皆が一つの目標に向かうとき、それはとても大きな力となり世界を動かす。

 今、私たちの目の前にある物作りは、このコロナ禍にあっても揺るがない組織作りではないだろうか? イエス様がお生まれになりすでに2020年。イエス様は私たちの教会に私たちの心にいつもいらっしゃる。素晴らしい!ソロモンより私たちは恵まれている。  

 今、多くの教会員の兄弟姉妹がそれぞれのタレント(神様からいただいた贈り物)を駆使して未曾有の日々を父なる神様とイエス様の教え、隣人を愛する事を広めるために日々活躍してくれている。まるでソロモンの神殿作りと一緒。

 組織は目に見えない。しかし目に見えない主の、イエス様の掟を軸に皆で手を繋いだ時に、それは愛の形となって現れる。その愛の輪の中にまだ恵みにあづかっていない人を招き入れたい。ソロモンが神殿を立てた時のように時間はかかるが、それが神様の御心ならばきっと成就する。そしてソロモンを助けたヒラムのような助け手が必ず現れる。主の恵みの素晴らしさをこの5章から感じた。


祈り:

 天の父なる神様。あなたが先人に残した御言葉によって私たちは励まされ、強められ、希望を持って日々歩むことができます。あなたの愛をまだ知らない沢山の人々に述べ伝える事ができるように、どうぞあなたの知恵をお貸しください。

 この祈り、イエス様のお名前によって御前にお捧げいたします。アーメン。

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