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2020年12月25日ディボーション

列王記 第一 3章  「主のみこころにかなった願い」とは?


「あなたに何を与えようか。願え。」(5節)

 主は突然、夜の夢の中でソロモンに現れて、こう言われた。


 そんなことを、突然、神様が夢の中で現れて問うてこられたら、私たちはどんな願いが出てくるだろうか?個人的なこと、自分自身に関わること…を真っ先に思い浮かべるのが、正直、私たち人間の性かもしれない。


 しかし、この時、偉大な父であり王様であったダビデから王位を継承した新しい王様ソロモンは、神様の問い(招き)にこのように応えたのだ。


「善悪を判断してあなたの民をさばくために、聞き分ける心をしもべに与えてください。」(9節)


 神様の民を、王として正しく治めていくために、ソロモンは「聞き分ける心」を願い求めた。


 その応えに、神はソロモンに仰せられた。

「あなたがこのことを願い、自分のために長寿を願わず、自分のために富を願わず、あなたの敵のいのちさえ願わず、むしろ、自分のために正しい訴えを聞き分ける判断力を願ったので、見よ、わたしはあなたが言ったとおりにする。見よ。わたしはあなたに、知恵と判断の心を与える。…そのうえ、あなたが願わなかったもの、富と誉れもあなたに与える…。」(11~14節)


 イソップ寓話の「金の斧」の話を思い出した。

 主は、私の願いに注目しておられる。みこころにかなった願いがある。それは、どういうことだろう?

 それは「主のみこころにかなった願い」だから、シンプルに主の心と私の心が重なって生じる願いだ。


 ソロモンは、この「主のみこころにかなった願い」を通して、「知恵と判断の心」に加えて、願わなかったもの、富と誉れさえも、神様から約束を頂いた。


 今朝も主の問い(みことば)は響いている。「あなたに何を与えようか。願え。」(5節)

 私もソロモンのように「主のみこころにかなった願い」を、開口一番、応えることができるように、いつも主の御思いを探り、主の心を求めて生きていきたい。そして、私も主から与えられる賜物はすべて、主の栄光のためにお返ししていきたい。そのように語られた朝だった。


神様、

みことばを感謝します。今日、私にも「あなたに何を与えようか。願え。」と問うてくださっていることを感謝します。

あなたのみこころにかなった願いを、御前に差し出すことができるように、いつも私の心をあなたが見張り、あなたの栄光のために生きる者へと、日々、私を導いてください。アーメン。

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