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2025年9月9日 詩篇第127篇

  • hccnichigo
  • 9月9日
  • 読了時間: 3分

『主が建てる家』


 昨日は、ちょうどHCCのこれからの隣接するマウカハウスの建て直しを祈っておりましたが、するとこの詩篇、1節aに「主が家を建てるのでなければ 建てる者の働きはむなしい」と書き始めています。 私たちのプロジェクト、主が主導権をお持ちになって下さっているようにと願います。


 私たちの教団、北米ホーリネスの100周年大会が終わりましたが、この詩人は、私たちがたとえ早く起き、夜遅くまで働き続けても、主が見守ってくださらなければ、空しい、空虚だと詩人は言います。どうでしょうか、私たちの教団ばかりでなく、日本のすべてのクリスチャンの集まり、アメリカのすべての教会が主イエスが指導者として、信徒それぞれが持つ色々な賜物、あたかも違った楽器の音色を出すオーケストラのコンダクターのように、中心となって指揮をとって下さっているのかどうかが、果たして、私たちの働きが虚しくなってしまうのか、それとも大いなる実りをつけるのかの分岐点になっていると歌われています。


 ひとつ、主が見守ってくださるのかどうかの基準になるヒントが、この3節にあるように見えるのです。3節「見よ 子供たちは主の賜物 胎の実は報酬」とあります。子供達がたくさんいる教会は、きっと恵まれた教会なのでしょう。残念ながら、日本の教会は、牧師も信者も全体的に、平均年齢が高くなってゆくばかり、私たちの教会も、若い世代を育成しているとは言い難い状況です。


 いちど日本の教会で、若い世代を育てるという課題での話し合いに参加した時のことです、数名の20代の若者が、会議の途中で手をあげて発言しました。若い人を、若い人をと皆さんが言いますが、誰一人として、若い世代が、例えばどのような歌を聴いているか知っている人はいません。そして若い私たちは教会に来るのは、手伝いに気軽に駆り出されるために来ているのではないとかなりきつい発言ですが、的を得たことを思い起こします。 ああ言い切った彼も、きっといまでは中年になって、どうされているのかなぁなどと思ってしまいます。


 私たちは、若い世代にアピールする、音楽であるとか、主は愛であるという、聴く耳に、聞きやすい音色を出すのではなく、かえって福音の土台である、十字架と復活そして、やがて訪れる裁きの再臨を声高く、伝えることが求められているのかもしれません。主イエスを通じてでなければ、誰ひとりとして天の父のところに昇ることはできないことを、心から伝えてゆきましょう。


祈り

自分にも未だ、幼い孫娘たちがおります。この娘たちが育ってゆく世界は、どのような世になってしまうのか...文明が発達するごとに道徳が乱れ切ってしまうことを私たちは歴史で学んでいます。 ギリシャやローマ帝国もそうでした、日本も帝国主義となり戦争へと走ってしまいます。天皇陛下が神であると教会でも宣言するように強制された時代でした。どうか孫娘たちが、しっかりした主の信仰を土台にして生きてゆけますように、私たちを通じて、主のみことばを届けられますように願っています。アーメン 

文:森 宗孝


 
 
 

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