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2025年7月5日 詩篇第61篇

  • hccnichigo
  • 7月5日
  • 読了時間: 2分

「私の心が衰え果てるとき 私は地の果てから あなたを呼び求めます。どうか 及びがたいほど高い岩の上に私を導いてください。」(2)


 どんなに小さなことでも、心が疲れ果ててしまうことがあります。 今の私にとっては、新しい環境や職場、人間関係、そして母の介護によるストレスが、じわじわと心を圧迫しています。ダビデのように命を狙われているわけではないにしても、心の中で「逃げ場がない」と感じるような、そんな追い詰められた思いになることがあります。


 けれども、そのようなときにこそ、ダビデが「あなたは私の避け所、敵に対して強いやぐら。」(3)と祈ったように、「あなたが盾となってくださると信じます」と告白してみるのです。すると不思議と、心に平安が与えられ、気づけばよい道へと導かれていることに気づかされるのです。


 神さまは決して遠く離れたところにおられるのではなく、すでに私のそばにいてくださり、御翼の陰に静かに招き入れてくださるお方です。


「及びがたいほど高い岩の上に私を導いてください」という祈りは、自分の力ではどうにもできない状況の中で、神さまの守りと力の高さにすがる信仰の告白なのではないかと思うのです。その信頼の中にいるからこそ、私たちは主の臨在を体験し、盾のように守ってくださる主の恵みに生かされていくものなのではないかと思いました。



愛する天のお父さま

 あなたの御翼の陰が、今日も私の避けどころであることを感謝します。心が疲れ果てるときも、あなたがそばにいてくださることを信じます。「あなたが盾となってくださる」と日々の祈りの中で告白できること、そして実際に、あなたが守り、導いてくださることに深く感謝します。どうか今日も、私の心を「及びがたいほど高い岩の上」に導いてください。あなたの平安の中に、私の歩みを置いてくださいますように。

 イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

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