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2025年5月18日 詩篇第13篇

  • hccnichigo
  • 5月18日
  • 読了時間: 2分

 詩篇13篇は、ダビデの悲しみの祈りから喜びへの祈りへと変わっていく主への叫びです。


 ダビデは、1節から2節まで「いつまで」という語句が4回も使用して神に訴えています。


 「いつまで永久にお忘れになるのか、

  いつまで御顔をお隠しになるのか、

  いつまで自分のたましいのうちで思い悩まなければならないのか、

  いつまで敵が自分の上におごり高ぶるのか。」


 ダビデのような信仰深い人でも神から忘れられたように思ったのです。しかし、ダビデはそのような時にも神に自分の目が開かれ、神の御顔を見ることができるようにと祈ったのです。これが私たちへの「いつまで」に対する応答ではないでしょうか。神が御顔を隠されておられるのなら、私たちがすることは、必死になって祈り求めることだと思います。マタイ7章7節~8節の御言葉にふれられました。


「求めなさい。そうすれば与えられます。探しなさい。そうすれば見出します。たたきなさい。そうすれば開かれます。」7:7


「だれでも、求める者は受け、探す者は見出し、たたく者には開かれます。」7:8


 ダビデの失敗から、苦しみから立ち上がることができたのは、自分からすすんで探しまとめ、たたき続けていくことがしめされました。私たちもいろんなトラブルからたちあがれることができるのは、なにもしないでいるのではなくて、これでもかと思うほど主に求めて、たたき続けていくことではないでしょうか。神は、私たちの動きをずっとご覧になっておられると思います。決してすぐには応答なさらずに、私たちがどれだけ神に拠り頼むことができるかを期待しておられると思います。


 ある姉妹が苦難のなかにいた時に、目には一杯の涙を浮かべて、口ずさむ神への賛美をするときは笑顔が満ち溢れていたことを思いだしました。こんな時に、でもこんな時だから、主によくしてくださったことが数えられないほどだから賛美できると言われたときにはただ号泣するしかありませんでした。彼女の信仰の深さに心が打たれました。



 天の父なる神さま。祈ってもあなたからの応答がない時には、私たちはもっと、もっと真剣になり祈り求めます。たたき続けます。あなたは、私たちを決して見放されないお方だということを知っています。このような信仰をもっていくことができますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン


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