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2025年4月25日 エペソ人への手紙4章

  • hccnichigo
  • 4月25日
  • 読了時間: 2分

 エペソ人への手紙の最初の3章で、パウロはキリスト教信仰の偉大な真理と、神の目的と計画を果たすためにおかれた教会の役割を書いています。この4章からは、教会がその与えられた役割を果たすためには、教会を構成する教会員一人ひとり、どのような者でなければならないのかを記述していると思われます。


 1章の終わりに書かれているように、「教会はキリストのからだ」(1:23)です。キリストはそのかしらです。だから教会は、キリストがそれを通して働かれるからだであり、それを通して世界の人々に語られる声とならなければなりません。


 教会のメンバーである私たち一人ひとりは、キリストのからだの重要な構成部分になるために、キリストにあって招かれました。教会がこの世にあって、人と人との間にあって、また人と神との間にあって、キリストの和解の道具として用いていただけるためには、我々クリスチャンの個人個人の特徴はどうあるべきかをパウロは示しています。


 それがこの章のはじめのパウロのことばです。それぞれキリストのからだの一部である私たちは「謙遜と柔和の限りを尽くし、寛容を示し、愛をもって互いに忍び合い、平和のきずなで結ばれて御霊の一致を熱心に保ちなさい。」(4:2,3)と勧めています。それをなすことによって、キリストの賜物の量りに従って与えられた恵みには色々違いや差はあっても、そこにキリストのからだとしての教会員のはっきりした一致が育まれるのだと思います。


「主は一つ、信仰は一つ、バプテスマは一つ」(4:5)だからです。


 そして、パウロはまず古い自分を捨てて新しい人を身に着ることを勧めています。キリストのからだの一員として神に招かれたわたしたちも、この章の終わりにあるように、「無慈悲、憤り、怒り、叫び、そしりなどを、いっさいの悪意とともに、みな捨て去」って、「お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストのおいてあなたがたを赦してくださったように、互いに赦し合」って生きていきたいものです。(4:31,32)


愛する天のお父さま、今日の御言葉を感謝します。拙い私たちを、キリストのからだの一部として、招き入れてくださったことを心より感謝します。主よどうぞ私たち一人ひとりを、キリストのからだと、あなたの目的と御計画のために生かしてください。イエス様の御名によってお祈りします。アーメン 


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