2025年3月2日 コリント人への手紙第二 11章
- hccnichigo
- 3月2日
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『もし誇る必要があるなら、私は自分の弱さのことを誇ります。』
コリント人への手紙第二11章では、コリントの教会に偽教師が入っているのでパウロは心配になって、コリントの人々に厳しく、熱心にキリストの福音から離れてはいけないことを語るのでした。このことはとても危険なことです。それ故に、パウロは自分が愚かになって、偽教師たちの自分に向けられた批判に答えなければいけないと思ったのです。そして、答える前に1節で、「私の少しばかりの愚かさを我慢してほしいと思います。」と言ったのである。パウロのコリント教会の人々への愛の深さが伝わってくるようです。
パウロは、10章17節では、「誇る者は主を誇れ。」と語っています。そして、11章30節では「もし誇る必要があるなら、私は自分の弱さのことを誇ります。」と語っています。自分の弱さを誇りとすることは、勇気がいると思います。自分の弱さが誇りとなっていくことによって私たちのクリスチャンとしての信仰が深まっていくのではないでしょうか。
今は天に召されたあるクリスチャンの先輩が語られていたことがこの御言葉と重なってきました。その方は、「自分は、クリスチャンになってから自分の弱さを堂々と言えるようになった。なぜなら自分には誇るものがなにもないことを知ったから。そして、誇ることができるお方はただ唯一主だけであることを知ったから。クルスチャンになる以前は、心の内ではいつも自分を誇っていた。人に自分の弱さをみせないようにしてきた。そういうことをしている自分が知らず、知らずに疲れを覚えるようになった。そして、いつも高い壁にぶつかっては先に進むことができないことの繰り返しだった。しかし、クリスチャンになってからは、特に非クリスチャンと話す時には喜んで自分の弱さを語ることができた。大きな恵みだった。」と満面な笑顔で語っておられたことがとても印象的でした。私たちも自分の弱さを誇り、又、誇ることのできるお方は、ただ唯一主だけであるということを覚えていくことだと思います。
ハレルヤ!主の御名をほめたたえます。
私たちが誇ることのできる唯一の主よ、すべてのことに感謝します。日々自分たちの弱さを誇っていける信仰の道へと歩むことができますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン
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