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2025年12月1日 テモテへの手紙第一1章

  • hccnichigo
  • 2025年12月1日
  • 読了時間: 3分

『罪人のかしら』

 

 若きパウロの熱情は、律法に燃え、クリスチャンは神を冒涜する者として徹底的に、彼らを迫害する者であったことを思い、自分は、本当の神であるキリストを、知らず知らずに迫害してしまった、私は罪人のかしらであったと告白しています。そして今はキリスト・イエスによって使徒となった。使徒は、弟子とは異なり、主イエスから権威を受け選ばれた者、弟子は主を先生として学ぶ者で権威はありません。


 神のご計画は、私たちの愚かな頭では考えられない方法、キリスト者を迫害する先鋒者であるパウロを、一瞬のうちに、キリストの福音を伝える使徒に選ばれて、しかも選ばれただけでなく、福音の教理を解き明かす権威を与え、新約聖書の半分近くを著作する者として育て上げられたのです。


 そのパウロは、信仰によって、我が子となったテモテに、どのように対立の激しい教会に、主にあってひとつになるかの具体的な方法を示す、この牧会書簡を書いたのでした。青年テモテと出会ったのは、パウロの第二次伝道旅行で、アテネに向かう前の出来事、テモテは、信者であるユダヤ人婦人ユニケと、父親は異邦人ギリシャ人の息子で、幼い頃から旧約聖書を学んでいたようです。恐らくこれは、紀元49〜50年頃であったと思われます。テモテという名前はギリシャ語で、神を敬う者という意味で、温和で忠実な弟子、トルコ南部地方生まれの、この青年はパウロの弟子として、コンリト、テサロニケ、エペソ教会などで活動したのです。もしかしたら、母親か自分自身かが、パウロの第一次伝道旅行の時の、彼の説教を聞いたことで、次にパウロが来た時に、同労者として願い出て、パウロの伝道を支えたのかもしれません。そのように苦難を共にした、若き弟子に対して、教会をまとめるための指示を書き記したのです。


 18節a「私の子テモテよ。以前あなたについてなされた預言にしたがって、私はあなたにこの命令を委ねます。」どのような預言をいつ受けたのかは、はっきりと分かりませんが、彼の名前のごとく、神を敬う者として、神の意志を明らかにすることを託されたのであろうと思うのです。Iテモテ4:14にも預言についての記述があります。「長老たちによる按手を受けたとき、預言によって与えられた、あなたのうちにある賜物を軽んじてはいけません。」とも書かれています。


 この時期のクリスチャン教会には、敵対する者たちが大勢いたのです、ユダヤ教信者からも異端として迫害されましたが、銅細工人のアレクサンドロは偶像の像や護符を造り商売をしていた者だと思われます。商売の邪魔をされたパウロを恨み、恐らく密告をした結果、パウロが処刑となってしまったのではないかとも考えられる人物の一人です。そのような私益で動く者や、偽の宗教者に気をつけろとテモテに伝えているのです。主イエスは罪人を救うために世に来られた、そして自分はその罪人のなかでも一番の罪人のかしらであった私が救われたのだから、あたながたも救われますと伝えたかったのでしょう。


祈り

獄中にいるパウロが、愛弟子であるテモテに宛てた手紙は、自分自身の苦難よりも、教会を主イエスによって一つになるため、導くための手紙であり、今の私たちに宛てたことばであることに感謝すると共に、私たちも罪人であることを思い起こし、その自分を救いに来られた主イエスに感謝いたします。

アーメン 

文:森 宗孝


 
 
 

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