2025年1月16日 ネヘミヤ記5章
- hccnichigo
- 1月16日
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ネヘミヤ記5章は、ネヘミヤが城壁工事を邪魔する外敵との戦いだけではなくユダヤ人の中で起こった不正義とも戦った様子が述べられています。
民の抗議の声が上がっています。家族の多いところには食べるものがない声、食べ物を得るために自分の畑を抵当にいれて金を借りる声、そして、借金の肩代わりに自分の子どもたちを奴隷に売らなければならないという抗議の声でした。これは、ききんという自然災害だけではなく、高い税金の支払いと利子をつけての金の貸付をしたのである。これらの抗議の声を聞いたネヘミヤは激しく腹を立てた。しかし、彼は、十分考えたうえで、有力者たちや代表者たちを非難して言った。
ネヘミヤはこれらの抗議の声に対する解決策を述べました。
一つ目に、担保を取って金を貸し、返せないと人身売買をしたこと彼らに厳しく非難しました。又、自分は売られた奴隷を買い戻し、自分が貸した負債も帳消しにすると宣言しました。そして、金持ちたちが貸した金額をあきらめ、利子を返すように命じたのである。彼らはそれに従うことに表明したのである。
ネヘミヤが彼らに示した模範が素晴らしいと思いました。
一つ目は、彼は、総督としての手当を一切受けませんでした。二つ目に自分の農地で食物を作らずにただ城壁の工事に専念したのである。そして、三つ目に工事の打ち合わせのために集まる多くの人々にはごちそうをふるまったが、自分のためには鶏を料理するだけでした。そういう模範の総督、上に立つ者たち、リーダー達が起こされてほしいと願うだけです。
最後の19節のネヘミヤの主に対する報いを求める態度に目が留まった。
「私の神よ。どうか私がこの民のためにしたすべてのことを覚えて、私をいつくしんでください。」5章を読んでいるとネヘミヤの民への良い行いをしたことが述べられています。しかし、彼はその行ってきたことが人に対して行っているのですが、実際には主に対して行っています。ある解説者によると、主からの報いを期待することによって、人と人との関係ではなく、主と自分との関係になるということです。このところを通してある召された尊敬するクリスチャン姉が言われたことが思いだされました。
「人に対して働くことを、主のために働いていると思えばその働きが苦痛に思わなくなります。」そういう思いをこめて他者のために労うことができたらいいですね。
愛する恵み深き父なる神さま。人のためにどれだけよろこんで仕えることができるかが問われるところでした。私たちがそのようになれるように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン
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